転生:サイヤ人の王子
プロローグ:しぇ、神龍!?
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------まさか、と思うようなことは突然自分に降りかかるものだ。
「…だから超4ベジットが理論上最強だろ。」
「それは違うな。超4ゴッドベジットも可能なんだぜ?」
「問題はそこまでなる必要がある敵がいるかってことだ。」
「いなけりゃ妄想する。それが俺たちのやり方だろ?」
----ある日の夕方、俺は高校で「ラディッツ」というあだ名のついた友人とドラゴンボール談義をしながら帰宅していた。
「…ん?」
横断歩道にさしかかった時、トラックがスピードを落とさずにこちらへ向かってくるのが見えた。
歩行者用信号は…青だよな?
トラックはなおもスピードを落とさず、こちらへ向かってくる。…ちょっと待て、運転手うつ伏せじゃねえか!?
「くっ…ラディッツ、危ねえ!」
「はあ?…うわっ!」
「ラディッツ」を歩道側に突き飛ばす。そして俺も逃げようとしたが・・・
「…読みが甘かったな…」
トラックの速度は、予想以上に速かった。
あー、こりゃ死んだな。結構やり残したこと、あったのにな…
「おい!! ――――――!!」
「ラディッツ」の叫び声が、俺の最後に聞いた声
―――――になるはずだった。
「…ん? ここはどこだ?」
気が付くと、俺は一面真っ白の空間にいた。そう、それはまるで精神と時の部屋のようだ。
「おう、やっと目ぇ覚ましたか!」
ん? どこかで聞いた声だな…
その声に振り向いた俺が見たものは
「えええええええええええ!? し…神龍!?」
見覚えのある緑色の巨大な龍、神龍とその上に乗る少年、孫悟空だった。
――――――――
「えーっと、つまり本来死ぬはずだったのは「ラディッツ」だったのに、俺が死んでしまった。それでまだ寿命が残っている俺の魂を悟空さんが拾ったってことですか?」
「ま、そういうことだ…あと「さん」はいらねえぞ。」
大体の事情を説明されて、おれはため息をついた。
なんですか、俺の死は無駄だったってことかよ…まあこうなった以上もういいけどさ。
「…それで、俺はどうなるんですか?」
「あ、そうだった・・・おめえ、オラたちがいた世界に転生してみねえか?」
「へ…!? マジすか!?」
この悟空の言葉が正しければ、俺はドラゴンボールの世界に転生できることになる。願ったり叶ったりだ。神様悟空様鳥山様。
「おう、おめえはオラ達の世界が本当に好きだったらしいからな…。そうだ、神龍が転生するにあたって、3つだけ願いを叶えてくれるってよ。」
「え!? でもそれってマイナスエネルギーとか大丈夫なんすか?」
「そこはおめえが転生先でマイナスエネルギーが溜まらない
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