暁 〜小説投稿サイト〜
精霊と命の歌
Disc1
怪しさ潜むダリの村
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で待ってる。相談したい事があったら何時でも言えよ!」

そう言って去って言った。
う、疑われてる!? ごまかし切れなかった!

(わー! 絶対変に思われてるよー!)

(お前がそういう態度を取るから悪い。全く、まだまだお子様だな)

僕は少し落ち込みつつも買い物をしてから宿へと向かった。


それから宿に戻るとジタンとダガーがいた。(ダガーからはさん付けではなく普通に呼んでくださいと頼まれたから、さん付けをしない事にした)

「あれ? ビビは?」

「まだ来てないぜ。おかしいな、ちゃんと声はかけたはず」

「心配ですね……」

「確かに……探しに行くか」

ビビ、どうしたのかな?
心配しつつも皆で探す事になった。スタイナーさんもいない気がするけどジタン達は何も言わないし何か用事があるのだろう。
今はビビを探す事に専念しなきゃ。

「そういえば、僕が酒場に行く前にあそこにビビがいたけど……」

「オレもあそこでビビに声をかけたな……確か、チョコボの鳴き声がするって言っていたな」

「チョコボ?」

「人が乗れる黄色い鳥なんだが……いないよな?」

ラタトスクはモンスターの気配はしないって言っていたし、モンスターじゃないんだろうけど……

「確かにチョコボはいませんね……」

ダガーがそう呟いた時、どこからかクェ〜と鳴き声がした。
僕達は声のした方に走る。
確かに、ビビのいた場所から鳴き声が聞こえた。
どこから聞こえたんだろうと思っているとどこからか泣き声がする。
ん? 泣き声?

『シクシク』

「ビビの声だ!」

「あの穴から聞こえるな……ビビ?」

ジタンはすぐ近くの地面に開いていた穴にしゃがんで声をかける。
するとビビの声が返ってくる。
ビビはこの下にいる!?

「大丈夫!? ビビ!」

「うん……大丈夫」

ジタンがビビに話を聞くと、ビビは人に連れ去られて地下にいるらしい。

「今から助けに行く! だから待ってて!」

「……うん」

ジタンはこの村に地下への入り口があると村を探す事になった。

「僕達が行った所に怪しい所はなかったとすると……村長の家か風車小屋が怪しい、よね?」

「そうだな。まず近くの風車小屋にいくか」

そして、風車小屋で怪しい蓋を見つけてそれを開けると地下へと続くはしごがあった。
僕達はそこから降りて地下に行く。
すると地下は洞窟のようになっていて見るからに怪しさ満点。
先に進むと黄色い鳥がいた。あれが、チョコボ……
そう思っていると先に歩いていたジタンが立ち止まったので自分も立ち止まるとジタンは大きな樽の影に隠れ始めた。

「どうしたの?」

そう聞くとジタンは口に人差し指
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