第十七話 風魔の里!伝説の聖剣使い
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知っているぞ)
すると空中に居る男が科学者に宣言した。
「風魔の領域で勝手な真似はさせん・・・ましてや我らが盟友・・・犬神霧也に手を出すとは・・・!!」
男が念じると霧也の身体が地上に舞い降りた。その能力に科学者は叫んだ。
「あひゃははやひゃひゃひゃ!お前・・・サイキックソルジャーか!!興味深い!興味深いよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
科学者の様子に男は目を閉じて呟いた。
「そうか・・・お前のような邪悪な物を見過ごすわけにはいかない・・・!!」
男の傷ついた左目から四角い何かが放たれ科学者の身体を覆い、その中に閉じ込めてしまった。
「な!なんだ!?これは!!出られない!!」
科学者はその中から脱出を試みようとする・・・だが・・・
「無駄だ・・・その死鏡からは出られん・・・貴様のような邪悪な者・・・魂ごと消滅させてくれる!!」
科学者を閉じ込めた死鏡に向かい木刀を構える男は・・・
「風魔・・・死鏡剣!!」
木刀を振り下ろし死鏡を粉々に砕いた。
「あが・・が・・・ぎゃ!!」
砕け散った死鏡と共に消滅する科学者。
すると男は木刀を納め霧也の元へ歩み寄った。
「無事か?・・・霧也」
「あ・・・あなたは・・・」
男の事を思い出せない霧也・・・男は全てを悟ったように改めて名乗ることにした。
「そうか・・・あれは本当だったか・・・改めて名乗ろう・・・俺の名は」
「あん・・ちゃん・・・」
「!?」
霧也の言葉に一瞬の驚きを示す男。
「竜魔のあんちゃん!!・・・は!!私は一体何を・・・」
ふいに出て来た竜魔の名前に驚きを隠せない霧也。竜魔の名前が出てきたがそれ以上の事は良くわからない。
すると男こと竜魔も・・・
「焦るな・・・それだけで良い・・・さらばだ!」
何かを確信し霧也に背を向け、竜魔が立ち去ろうとしたその時。霧也が竜魔を止めた。
「何のつもりだ?」
「私を・・・連れて行ってください・・・風魔の里へ!!」
霧也の言葉に強い決意を感じ竜魔は風魔の里へと案内するのだった。
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