暁 〜小説投稿サイト〜
NARUTO 桃風伝小話集
その3
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「ふひひひ。ええのォ〜。いいのォ〜。むっちむちのぷりんぷりんじゃのォ〜」

えーーーーーっと。

久しぶりにヒルゼンさんの所に呼ばれた帰り道。
人に会わずに帰りたかったので、人気の無い所を選んで歩いてきたら、木の葉の湯の女風呂を覗いている変態、いわゆる痴漢、すなわち性犯罪者を発見しました。

木の葉の里の人達は大っ嫌いで、別にどうなろうと構いはしませんが、乙女の敵なら話は別です。
っていうか、乙女の肌を無断で盗み見る輩は問答無用で天誅です。
発見、即時撲滅です。
鉄拳制裁、即退治が基本ですよね。

気配を出来るだけ消しつつ、こっそり近づきながら、今の私が使える術のうち、制御しやすい桜花掌もどきを発動しつつ、思いっきり変態野郎の横っ腹を殴りつけて力いっぱい叫びました。

「この痴漢野郎ーーーーーーーーーーー!!!!」
「ぐおおおおおおおお!?」
「きゃーーーー!?」
「何!?今の声!」
「痴漢ですって!?皆、早く上がりましょう!!!!」
「ええ!」
「そうね!」

中で寛いでいたらしいお姉さん達がどんどんいなくなる音が聞こえてきました。
よしよし。
暫くこれで被害はなくなるでしょう。

「だ、誰じゃーーーー!!このワシの取材を邪魔するのはーーー!!しかもえらい事してくれおったなーーーー!?微妙に覚えがあるような痛みじゃのォ!?」

顔に歌舞伎の隈取を塗り付けている変態が、もう復活して雄叫びを上げます。

ちっ。

やっぱり、まだ私の桜花掌もどきじゃ止めを差すことができませんでしたか。
仕方ないです。
まだ成功率が四割以下ですが、螺旋丸に挑戦しておこうと思います。
というか、乙女の敵許すまじ!!!!

「って、おおおおおお?な、なんじゃ!?このガキ!というか、その術は!!!!」
「女風呂を覗く男の人はすなわち乙女の敵です。乙女の敵は即時殲滅です!これ、乙女の常識です!」
「なんじゃ、その物騒な常識は!いや、待て!!落ち着け、話せば分かるもんじゃ!ワシが悪かった!許せ!!取材なんじゃ!」
「世の中には誤って許される事と、許されない事があるんです。乙女の肌を盗み見る事は許されない事です!お仕置きです」
「誰じゃーーー!こんなガキにそんな情緒の無い事を教えよった奴はーーーー!!!!」
「問答、無用です!!!!」

一生懸命、チャクラの制御を頑張ったおかげで、なんとか形になりました。
術の反動で私の手は血まみれですが、それでも何とか球体を維持しています。
ここまで上手くいったのは初めてです。
やっぱり、自分一人で練習するのと、敵を前にして発動させるのとでは、気合の入り方が違うもんなんですね。
この集中力を覚えとこう。
きっと私の役に立つ。

そんな事を思いながら、作り上
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ