暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0557話
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しても、シロガネを始めとした戦艦クラスでも普通に通行できるってのは良く考えるともの凄いよな。その辺はホワイトスターにしても同様だが。
 そんな風に考えながら通路を進み、やがて広い部屋の中へと到着する。

『これは……遺跡、か?』
『そうですな。ですが遺跡と言うよりも、これは神殿……?』

 ハガネのテツヤとヒリュウ改のショーンの声がオープンチャンネルで聞こえて来る。
 だが、確かにその言葉には納得せざるを得ない。ニーズヘッグのモニタに表示されているのは、古代の遺跡、あるいは神殿のようにも見えるのだ。
 俺の原作知識はOG外伝までなので、このソーディアンがどんな謂われのある物なのかは分からない。あるいは、俺の知らない原作が関係しているのかもしれないが、それにしても知らない以上はどうしようもない。

「……だが、どうやら話は後だな」
『そうですな。どうやら私達よりも先に乗り込んでいた人がいるようですし』

 俺の言葉にショーンが同意する。
 その視線の先にいるのは、どこか人狼を思わせるような修羅神。

「やはりお前が先回りをしていたか。人を出し抜くのだけはさすがと言うべきだろうな」

 シロガネの格納庫に退避していたアルティスが冷静な声で呟く。

「ほう、アルティスか。修羅を裏切り、そやつ等についたか。だが、そうだな。ご苦労だったとは言っておこうか。あのアルカイドを倒す手間を省いてくれたのだからな」
「……どう足掻いたとしても、貴様如き小物にアルカイド様を倒せるとは思えんがな」
「はっ、勝手に抜かしていろ。奴がいない以上は既に私が修羅王の座にある。どうだ? 今降伏するのなら、多少は扱いを考えてやってもいいぞ?」

 自慢気に宣言してくるミザルだが、どこからどう見ても今の奴はピエロ以外の何物でも無い。モニタに映っている各人の反応を見ると、その殆どが可哀想な者を見るような視線を向けている。
 ……中には極一部、ミザルの挑発とも言えない挑発にそのまま乗っている奴もいるようだが。

「ふざけんな、この髭親父が! そのくだらねぇ髭を毟り取ってやろうか!? もしかしてその髭が格好いいとでも思ってんのかよ? あぁんっ!?」

 激昂したカチーナの声がオープンチャンネルで周囲へと響く。そしてそれを聞いて微妙に嫌そうな顔をしているショーンとカイ。……カチーナってもしかして髭に何か恨みでもあるのか?

「黙れ、この小娘が! そもそもここは修羅の本拠地で、私が修羅王なのだぞ! そんな状態で私に逆らって、無事で済むと思っているのか!?」

 ……そう言えば原作だと最終的にはフォルカを修羅王に任命したんだが、この歴史では特に誰も修羅王を任されなかったな。その辺どうなるんだ? まぁ、無難に考えればホワイトスターで病を治療した
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