暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第46話 バカンス(後編)
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……」

そんなグリフィスの言葉は観客の歓声にかき消された。

『ボール自体は軽いから少しの風でも軌道が変わったりするから気をつけてな。ボールを割ったら相手に得点が入るからそれも注意な』
「なるほど、これなら卓越した運動神経を持つ相手が居ても良い勝負が出来るな」
「そうですね………」

そう言ってティアナとヴァイスは観客席に居る2人を見た。

「スバル………」
「姉とコンビか………身体能力が高いから勝ちは薄いと思ったけどビーチボールと風を利用すればいくらでもやり様はある」

そう言い合い互いに笑みを溢した。

「なんだかんだヴァイスさんも乗り気だな………」
「相手は私達なのに………グリフィス君、返り討ちにするよ!!」
「まあそれは………」








「無理だよね、やっぱり………」

ぐったりしながらそう呟くグリフィス。

「グリフィス君体力無さ過ぎ!!」
「僕はロングアーチだって………」

試合は一方的だった。
最初こそ善戦していたがグリフィスのスタミナが切れてからティアナとヴァイスが一斉攻撃。

「余裕ね」
「まあ初戦だしこれからだろ。頑張ろうぜティアナ」
「!?あ、当たり前よ!!ヴァイスさんも途中でバテたりしないでよね!!」
「それは………な。俺は一応ヘリパイロットなんだけど………」
「つべこべ言わない!!」

そう言ってズカズカとコートから出て行くティアナ。

「はぁ………取り敢えず気張らないと後が怖いな………」

そんな事を思いながらコートを出て行くのだった………









「雷撃一閃、クリティカルブレード!!」

パン!!

『はい、バルトさん風船割ったから相手に得点な』
「ああちくしょう!!」
「バルトさん、手加減手加減………」
「力加減て苦手なんだよ………」

そう言って恨めしそうに対戦相手を見るバルト。

「へっ、バカ力なんて目じゃねえぜ!なっ、加奈」
「そうね、最初はヴィータと出ることに決まった時はどうなるかと思ったけど意外に勝てそうね………」

二回戦目。なのは、バルトペア対ヴィータ、加奈ペア。
最初こそなのは、バルトペアの有利と見ていたが、バルトの力にボールが耐え切れず破裂してしまい、思うように点が取れない。しかもヴィータと加奈も堅実にボールを拾い返した事によって次第に点差は離れていった。

その結果………

『ヴィータ、加奈ペアの勝ち!』
「よっしゃ!!」
「本当に勝てちゃったわ………」

試合はヴィータ、加奈ペアの勝利になった。

「バルトダサ〜い!!」
「うるせえ!!あれ位の力で割れるボールがいけねえんだよ!!」
「バルトさんもムキになってチョップで返す
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