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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第46話 バカンス(後編)
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「男なんてそんなもんだよ」
そう言いながらビールを開けようとした。
「ま、待って!!」
しかしビールを開ける前にティアナがヴァイスの持っていたビールを奪い取った。
「ちょ!?俺のビール………」
「ビールの前に運動しませんか?」
「運動………?」
「じ、実は………」
『それじゃあビーチバレー始めるで〜!!』
マイク片手にはやての言葉と共に盛り上がる会場。
そこはビーチバレー競技用のコートだった。ちゃんと観客席もある。しかしロングアーチで来ていた男子メンバーの少数と見に来た新人達少数なのだが………
『今回の対決はトーナメント方式の一発勝負や!優勝したペアには私から賞金も出すから気張ってや!』
それでもはやての調子はいつも通りで、ひらひらと金一封が入っているであろう封筒を見せた。
『それじゃあ早速1回戦………グリフィス、アルトペア対ヴァイス、ティアナペアや!!』
説明を受け、コートで向かい合う2組。
「ヴァイスさん、出るんですか!?」
「本当はビール片手に見る方に回りたかったんだけど………まあティアナにどうしてもって言われたからな」
「ど、どうしてもなんて言ってません!!」
顔を赤くして慌てて否定するティアナ。
「あらあら、ティアナも勇気出したんだ〜」
「違うって!!私はただスバルに勝つためにヴァイスさんに協力を………」
「男なら一杯いるのに?」
「知り合いはヴァイスさんくらいしか………」
そう言ってもじもじするティアナ。そんなティアナの姿にアルトは楽しそうにニヤニヤしながら見ていた。
「グリフィス、ルキノはどうした?」
「観客席の方でさっき来たシャーリーと一緒に見てるよ………はぁ………」
そう言ってため息を吐くグリフィス。
「もしかして無理矢理か?」
「僕はどちらかと言うと体を動かすのは苦手なんです………なのにアルトの奴が………ルキノは直ぐに逃げるし、シャーリーは運動音痴だって………」
そう呟いて横目でアルトを見た。
「……まあ何があったか察しが付いたよ。まあ頑張れ」
「善戦したようにゲーム進めてくれません?じゃないと終わってからも………」
「気合入れて頑張るって選択肢は無いのな………」
『それじゃあゲーム始めるからさっさと各コートに分かれてな。それと今回使うボールはこれや!!』
そう言ってはやてが皆に見せたのはビーチボールだった。
「ん?ボール違くないか?」
「はやてさん、本当にそのボールで?」
『そや。普通のビーチバレーじゃ運動神経で大きな差が出来るからビーチボールを使う。名付けて、ビーチボールバレー!!』
「最初のビーチバレーって言葉はどこいったんっすか…
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