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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第46話 バカンス(後編)
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に男共は釘づけになっていたが、星を含めた4人は申し訳なさで一緒に喜ぶ事なんて出来なかった。
「全く、空気を読めバカ者………」
「レイも途中から気まずそうにプレイしてましたからね………」
「ね〜え〜!何で無視するの〜!!」
そんな星と夜美の会話も知らず、ライは相変わらず1人で盛り上がっていたのだった………
「それじゃあ俺達はこのまま軍資金も得たし、飯でも食いに行くか」
「うん」
「そうですね」
「さて、どこにするか………」
「これからバーベキューなんやけど食べていかへんの?」
夕方。
ゲームの後も、俺達は機動六課のメンツと一緒の海で遊んでいた。
折角のデートだが、キャロと遊ぶのも久しぶりなのでそちらを優先した。
「一応デートだからな。これからは4人でしっぽりやらせてもらうわ」
「そうなんか………」
残念そうに俯いて呟くはやて。
久しぶりだし、デートは今度で今日は………
「じゃあ………」
「ごめんなさい、それじゃあ私達は行きますので!!」
「じゃあねはやて!!」
「また今度!!」
俺が口を開こうとしたら3人が遮って俺を無理矢理はやてから離してしまった。
「おい、3人とも………」
「今日は私達だけで一緒に過ごすんです!!」
「別に他の日でも………」
「いいの!!」
「だけど………」
「グダグダ言うな!!」
「すいません………」
………まあ元々その予定だったし、はやてには悪いけど今日は4人で過ごすか。
「じゃあ行くか」
俺の言葉に嬉しそうに頷いた3人を連れ、海を後にした………
「最終調整は完了かな」
「はい、お疲れ様でしたドクター」
そう言って男に紅茶を差し出す女性。
クレインは匂いを味わい、紅茶に口を付けた。
「美味い。………さて、これを見つけられたのは私達にとって幸運だった」
「そうですね、一番の不安要素だった高ランク魔導師との戦闘に関しても問題がクリア出来るかと」
「彼等に物量を挑んでも足止めが精一杯だろうしね。特に神崎大悟に関しては全力で相手されればいくら改良したマリアージュシステムでも足止めも出来ないだろう」
「さらにそれを可能に出来る魔導師がまだ複数居ます」
「ああ。八神はやて、高町なのは、フェイト・テスタロッサ。そしてバルトマン・ゲーハルト、バルト・ベルバイン………」
「しかし本当に可能なんでしょうか?」
「彼女の言葉からすれば可能だと言う。それに古代ベルカ時代の事はまだ私も分かっていない事が多い。それならば信じるに値
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