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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第46話 バカンス(後編)
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「零治君大丈夫かい!?」
「はい、何とか。………今も頭がグワングワンしてますけど何とか………」
神速中の転移。その影響で海の中で完全に気を失っていた俺。
気が付けば最初に居た崖の所で寝かされていた。目が覚めた時の3人の顔で何が起こったかを察する事が出来た。………3人は世界の終わりの様な顔で俺を見ていた。
(折角のデートが台無しだな………)
自分の安易な行動で3人には迷惑をかけ、更にわざわざスカさんまでも出向く羽目になってしまった。
「みんな、本当にごめん………」
「いいんです、レイが無事で帰って来てくれれば………」
「良かった、本当に良かった………」
「呼んでも反応しなかったから一時はどうなる事かと思ったんだからな!!」
星やライは優しく、夜美は少々怒りながらだが、やはりその目は赤くなっていた。
「悪かった………」
「一応簡易な検査だけど今の所、脳に異常無しだ。恐らくダイバージャケットで魔力を消費している中、零治君が使う神速の時に使った魔力に加え、転移したことで一度に使える魔力量の上限を超えてしまったんだと思うよ」
「まあ神速を使う時も魔力も使わないと持たないからな………」
もっと冷静になって考えれば分かる事だ。
「反省ばかりだな………」
「そうですね、レイはしっかり反省するべきです」
「僕もそう思うよ!レイはもっと僕達の意見を聞いて行動するべきなんだよ!!」
「それだと俺の自由は?」
「我等と逐一一緒なのは嫌なのか?」
「嫌な事は無い。………だけど俺がエロ本買ってくるときもいちいち許可が必要なのか?」
「エロ本は要らないでしょ?僕達がいるんだもん」
そんなライの軽々しい発言に星と夜美は顔が赤くなった。
こんな風に深く考えず言葉に出来るライは本当に凄いと思う。
「と、取り敢えず!!その話は置いておいて、スカさんもご迷惑をおかけしました………」
話題を変えるのにもってこいの人物がいてくれて助かった。
「依頼したのはこちらだし構わないさ。むしろ良いデータも取れたしレリックも回収出来た。本当に助かったよ」
そう笑顔で答えてくれるスカさん。これがアロハシャツに短パン姿でなければ最高だったんだけど………
「あっちでウーノさんが待っていますけど………」
白いワンピースに麦わら帽子………どこをどう見ても立派な家柄の若奥様にしか見えない。白のワンピースと聞くと少し子供っぽいイメージがあったがウーノさんが来ているとむしろ大人っぽく見える。
「ああ、この後2人でのんびりしようかと思ってね。そのダイバージャケットは君達にプレゼントするからもう一度潜ってきたらどうだい?」
「いいんですか!?嬉しいです」
気を失ったのはともかく、かなりの高性能だったダイ
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