十一章 幕間劇
歓迎会×神の鉄槌
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一真様のお役に立つのですよ?」
「はっ。我が命に替えましても」
「いや、命は大事にしろよ」
「・・・・・はぁ」
と言ったら消えた。照れ隠しか?
「あの方は一体どちらに・・・・?」
「気配と気で分かるけど、この辺りにいると思うよ」
「本当に心の臓に悪いですわ」
「では一真様。私達はまだこの辺りの調査が残っていますので。行きますよ、綾那」
「分かったのです!それじゃ、一真様ー」
「ああ、気を付けてな」
「・・・・・あれが、松平の」
「この辺りを調査してるから、ちょうど会えてよかったよ」
「私のような者にも分け隔てなく接して下さる方でしたわね・・・・。ですがなぜ、あのような方や、本多家の方まであなたの事を・・・・?こんななのに」
失礼だな、梅は。まあ時が来れば本来の姿に戻るけどな。
「今は分かんなくても、その内きっと分かるの」
「まあ、鞠さんがそう仰るのでしたら・・・・」
そんな葵達との顔合わせも終えて、城の大まかな所をぐるりと回った俺達は、元の曲輪へと戻ってきた。
「お帰りなさいませ、一真様」
「ただいまー」
「ご飯の支度、出来ていますよ!」
「おう。それとエーリカも一緒だけどいいか?」
「大丈夫ですよ。今日はお鍋、たくさん作りましたし」
「だってよ。エーリカも食べていけよ」
「はい・・・・ありがとうございます」
「小波」
「はっ」
「小波も一緒に食べよ」
「はっ・・・・・・・は?」
「夕食。今日は祝勝会もだけど、小波と梅の歓迎会も兼ねてるからさ。同席してもらえるか?」
「自分のような者が、ご主人様と食事の席を同じくするなど・・・・」
「一真隊は身分関係無し、だからな。俺らでは普通なんだよ」
「そうですよ。私も小波ちゃんとご飯食べたいです」
「鞠もー!みんなとご飯食べるの、とっても楽しいの!」
「・・・・・ご、ご命令とあらば」
命令か。確かに普通なら考えられないけど。一真隊もそうだが、黒鮫隊も俺が飯食う時はできるだけ部下を集めて食べてた。口調もだけど、それはいいとしてこれに関してはきっかけを作らないとな。それに小波は壁を作ると思う。
「じゃあとりあえず今日は、命令だけど、慣れてほしい。これが俺達では普通の事だから」
命令で強制させたくないし、俺の部下もそうだけど。まあ慣れてもらうまでは、仕方がないか。
「・・・・努力します」
「それじゃ、食べようか。いただきます」
「いただきまーす!・・・・・にゃ?」
元気よく食べようとした鞠だけど、目の前の光景を見て動きを止める。
「天にまします我らの主よ・・・・」
「ここ
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