暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十一章 幕間劇
歓迎会×神の鉄槌
[4/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
一真様のお役に立つのですよ?」

「はっ。我が命に替えましても」

「いや、命は大事にしろよ」

「・・・・・はぁ」

と言ったら消えた。照れ隠しか?

「あの方は一体どちらに・・・・?」

「気配と気で分かるけど、この辺りにいると思うよ」

「本当に心の臓に悪いですわ」

「では一真様。私達はまだこの辺りの調査が残っていますので。行きますよ、綾那」

「分かったのです!それじゃ、一真様ー」

「ああ、気を付けてな」

「・・・・・あれが、松平の」

「この辺りを調査してるから、ちょうど会えてよかったよ」

「私のような者にも分け隔てなく接して下さる方でしたわね・・・・。ですがなぜ、あのような方や、本多家の方まであなたの事を・・・・?こんななのに」

失礼だな、梅は。まあ時が来れば本来の姿に戻るけどな。

「今は分かんなくても、その内きっと分かるの」

「まあ、鞠さんがそう仰るのでしたら・・・・」

そんな葵達との顔合わせも終えて、城の大まかな所をぐるりと回った俺達は、元の曲輪へと戻ってきた。

「お帰りなさいませ、一真様」

「ただいまー」

「ご飯の支度、出来ていますよ!」

「おう。それとエーリカも一緒だけどいいか?」

「大丈夫ですよ。今日はお鍋、たくさん作りましたし」

「だってよ。エーリカも食べていけよ」

「はい・・・・ありがとうございます」

「小波」

「はっ」

「小波も一緒に食べよ」

「はっ・・・・・・・は?」

「夕食。今日は祝勝会もだけど、小波と梅の歓迎会も兼ねてるからさ。同席してもらえるか?」

「自分のような者が、ご主人様と食事の席を同じくするなど・・・・」

「一真隊は身分関係無し、だからな。俺らでは普通なんだよ」

「そうですよ。私も小波ちゃんとご飯食べたいです」

「鞠もー!みんなとご飯食べるの、とっても楽しいの!」

「・・・・・ご、ご命令とあらば」

命令か。確かに普通なら考えられないけど。一真隊もそうだが、黒鮫隊も俺が飯食う時はできるだけ部下を集めて食べてた。口調もだけど、それはいいとしてこれに関してはきっかけを作らないとな。それに小波は壁を作ると思う。

「じゃあとりあえず今日は、命令だけど、慣れてほしい。これが俺達では普通の事だから」

命令で強制させたくないし、俺の部下もそうだけど。まあ慣れてもらうまでは、仕方がないか。

「・・・・努力します」

「それじゃ、食べようか。いただきます」

「いただきまーす!・・・・・にゃ?」

元気よく食べようとした鞠だけど、目の前の光景を見て動きを止める。

「天にまします我らの主よ・・・・」

「ここ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ