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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十一章 幕間劇
歓迎会×神の鉄槌
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観音寺城のある程度は把握しておきたかったし」

葵達も城内を探索に出ているとは聞いていたけど、俺達も全て把握はしてない。

「別に、貴方のために引き受けた訳ではありませんわ。天守教の司祭様のお願いだから引き受けたのですのよ?」

「引き受けてくれればそれで十分だ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

顔合わせの時にエーリカは梅とも面識が出来たはず何だが、わざわざ俺を通したのは、たぶん梅の態度を含めて色々と気を使ってくれているのだろう。それに俺は神だし、デウスとも面識もある。まだ梅が俺が神で創造神である事は知らないはず。

「ふむ。どの曲輪にも池があるんだな」

「そんな事も分からないようでは、この蒲生忠三郎賦秀を使いこなす事など夢のまた夢ですわよ?」

「しょうがないだろう?俺はこの時代の人間じゃないのだから」

「お城では、水の確保は基本なの。たくさんあっても困らないけど、なかったらとっても困るの」

「この辺りは水源は豊富なのですか?」

「もちろんですわ。それもあって、この繖山に城が築かれたんですのよ」

なるほど。水がしっかり確保できるなら、籠城戦になっても耐えられるという事か。

「あーーっ!一真様ーーーーーーっ!」

「ぐえっ!」

上の曲輪から飛んできた声に反応した時には遅かった。俺の腹に打ち込まれたのは、細見で勢いのある弾丸のような。

「あ・・・・綾那・・・・」

「ひゃ!?な、何ですの!敵襲?」

「あーっ!綾那ズルいのー!鞠もするのー!」

「じゃあ鞠様も来るのですよ!」

「わーい!」

綾那の誘いに元気よく応じて、鞠もそのまま元気一杯に小さな身体を宙に躍らせる。

「げふっ!」

「か、一真様っ!?」

「うぅ、一人一人は小さくとも二人ならば・・・・」

と思ったが、この二人は一人でも一騎当千だった。

「ふ、二人とも降りてくれ」

「一真様!」

「あ、葵ちゃんなのー!」

「葵様ー!」

「ああ、綾那。何をしているのですか。・・・・申し訳ありません、一真様」

「これしきの事で気にしないでくれ」

二人にとってはスキンシップの一環何だろうけど。流石の俺も潰されそうだった。それに悪意はない。

「それで、葵は偵察?」

「はい。・・・・しかし、あまりにも曲輪が多くて」

「この観音寺城には、千を越える曲輪がありますもの。一晩やそこらで把握できると思ったら大間違いですわ」

まあ、トレミーからの情報なら把握済みなんだが。実際見ると把握しずらい。

「伏兵が残っているとでも?」

「私達もそれを警戒して、詳しく調べるように指示してありますが」

「・・・・たぶん、大丈夫だと思
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