十一章
任務完了×また新たな仲間
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た後は私が抱えていました」
と言ったら、皆納得したようだ。俺の部下は嘘つかない。
「ちょっとあなた方、この私を無視しないで下さいますっ!?」
「あ、忘れてた」
「くっ!私を穢しただけでは飽き足らず、公衆の面前で恥辱を味わわせるとは、何たる外道!この私がでうすに代わって成敗して差し上げますわ!」
「あのなあ、無実なのにどうして俺が成敗受けるのさ?それ以前、デウスに代わってと言うが、デウスでも許してくれるよ」
「んまぁ!この後に及んでまだしらばっくれるんですのっ!?私を気絶させ、いやらしい手つきで裸にひん剥き、荒縄で乳房をなぶるように縛り上げ、身動きの出来ない私に陸辱の限りを尽くしたではありませんの!」
緊縛プレイ?やった事ないけど、それ。あと俺の趣味じゃないし。
「若い女の処女を無理やり散らし、あまつさえ孕めとばかりに子種を注いだ責任、取って頂きますわよ!」
「ちなみにその責任ってどんなの?」
「決まっておりますわ!乙女の処女をぺろりと美味しく頂いたあなたは、この私に一生奴隷にして差し上げますわ!」
奴隷なの?神を人間が奴隷何て聞いた事もない。内容を聞くとどれも地味な物ばかりで、どこがどう奴隷なのか分からない。
「ふむ。事情はおおよそ理解した。しかし、まずは互いに名乗り合うべきだ。解決に向けて話し合うのは、その後でも遅くはあるまい」
「むっ。確かに正論ですわね。・・・・しかし、そう仰るのでしたら、まずは貴方から名乗るのが礼儀でしょう」
「そうだな・・・・我が名は織田上総介久遠信長だ。見知りおけ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え」
「耳悪か?ではもう一度聴かせて進ぜよう。我が名は・・・・・・」
「織田上総介信長、様?」
「何だ、聞こえておるではないか」
「・・・・・・・・・っ!!」
久遠の名前を聞いた瞬間、俺を指差して罵倒していた口を開けて固まってしまった。というか、神に向かって指を差すとか失礼だぞ。俺は少女に向かって呼んだり、顔の前で手を振ってみてもフリーズしたな。
「どうした?何故答えぬのだ?」
久遠の言葉を聞いて、まるで電池が入った人形のように鯱張って動き出した。
「わ、わ、わ!我が名は蒲生忠三郎梅賦秀!六角家家老蒲生賢秀が三女でございます!織田上総介様におきましてはご機嫌麗しゅう!」
スライディング平伏をして、地面に膝をついた。その姿はまるで神を拝めるような感じで、うっすらと頬が赤くなり、一気にまくし立てる。
「蒲生?蒲生とは六角家の大黒柱と呼ばれる、あの蒲生か?」
「はっ!三女でございますれば、跡取りではなく部屋住みでございますが・・・・・」
「なるほど。六角の部屋住みか
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