十一章
任務完了×また新たな仲間
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てたな。
「平井丸を落とそうかとしましたら、平井丸の内から爆発音が聞こえました。あれは一真様のですか?」
「ああ、あれね。ちょうど一塊でいたから、爆弾を足元に転ばせて爆死させただけだけど」
「そのお蔭で簡単に落とせました。・・・・ありがとうございました」
「まあそれが俺の仕事だから」
「お頭ーっ!お帰りなさーい!」
「ご無事で何よりですー!」
聞き慣れた声と共に駆け寄ってきた二人。俺を見ると一斉に飛びかかってきたので、優しく受け止めた。
「おう、ただいま二人とも。戦はどうだった?ちゃんと働いたか?」
「はいっ!詩乃ちゃんが指揮してくれましたから!」
「いえいえ。私の指示を二人が忠実に実践してくれたからこそ、良き働きとなったのですよ」
「だって詩乃ちゃんの言う事なら間違いないもん!」
「そうそう!さすが一真隊の軍師さんだよ!」
「ふふっ、ありがとうございます」
互いに互いを認めあい、尊敬の言葉を交換する仲間達。それが嬉しくてしょうがなかったけど。
「とりあえずお疲れさん。全員無事でよかった」
「えへへ、お頭が頸を取りに行くと行ったので心配はしましたら、すぐに取ったとの報告がきたので安心しました」
「鞠ちゃんも怪我とかしてない?大丈夫?」
「鞠、全然平気なの!お空の上から飛び降りたりしてたから、大丈夫なの!それに一真は強いの!」
「ふむ。今回も大活躍だったようですね?」
「大した事はしてないけど。したのかな?」
「あの頸をスパーッと斬り落としたり、女の子を気絶させたときも素早くやってたの」
「女の子・・・・だと?」
「観音寺城で本丸の爆破を行った後、しばらく様子見をしてたら気配を感じてね。行ってみるとそこに女の子がいて、見つかると面倒だから捕虜した」
「なるほど。で、その捕虜は今どこに?」
「それはだな・・・・・・・」
あそこにいると言おうとしたら。
「こんの色情魔ぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「おっと危ない」
背後からの罵声を聞いた俺は、飛び蹴りを紙一重で避ける。
「んべっ!」
避けた瞬間、真っ赤な装飾に身を包んだ女の子が、ベチャッと顔面から地面に突っ込んだ。
「・・・・何だこれは?」
「あー、・・・・さっき言った捕虜の女の子」
「デアルカ」
皆が注目する中、女の子はバッと勢いよく立ち上がった。ビシッと音が鳴りそうな程の勢いで俺を指差す。
「ちょっとそこのあなた!この私を穢した責任、どう取って下さるのですっ!」
「はい?穢したってどういう事だ。桜花、俺何もやってないよな?」
「はっ、手刀で気絶させた後、ぐるぐるに縛っ
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