十一章
旬伝無量×降下作戦からの首級
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のようです。所謂天守のように美麗に飾られている訳ではなく、戦闘用の狭間がいくつも開けられていて無骨な作りになっていると」
ふむ。そういうのか、なら少し予定変更した方がいいかも。
「IS装着者を二〜三人連れてきてくれるか?中遠距離型のを」
「呼んできますね」
「何をするおつもりですか?」
「櫓があるという事は、俺達が降りた後丸見えになる。なので、櫓の上に居る奴には目晦ましをしてほしくてね」
「なるほど」
呼んできた者はケルディムとインパルスを持った者達だったけど。それを装着した者らには俺達が飛び降りた後、援護射撃をしてほしいと頼んだ。
「小波、今の状況を伝えてくれるかな。もう少ししたら飛び降りて六角氏の頸を取ると」
「はっ」
頷いた小波が、静かに目を閉じ、印を組む。
「小波ちゃん、どうしたのー?」
「今、お仕事してもらってるから。シーな?」
「うん。シーなの」
他の者も静かにしてもらった。その方が集中しやすいと思ったからだ。
「報告、完了致しましたが、ご主人様にご報告がございます」
「何て言ってた?」
「はっ、それが本陣に頸を取る事を伝えました所、森一家の方が「またかよ!」と言ってましたが、その代わり兵は皆殺しにするから。だそうです」
「たぶん小夜叉だな。さてと、そろそろ行くぞ。心の準備はできたか?」
と聞くと、大丈夫と言ってきた。俺ら降下部隊と援護部隊は降りる準備が整ったので、先に桜花たちから飛び降りた。その後俺が飛び降りてからIS部隊が降下開始した。
「わぁ〜、まるで天から降りるみたいなの!」
目標物発見、ただちに本丸の屋根に降りる。そして、開く高度に来たのでパラシュートを開いた。屋根に降りてもまだ気付かれてないようだったので、さっさと片付けてから小波と鞠を解放させて。そして、本丸に居ると思われる六角氏がいた。小波は離れて、降下部隊と俺と鞠が潜入した。
「誰だ!そこにいるのは!」
「お前が六角承貞か?」
「そうだ。お前は誰だ!」
「冥土の土産に教えてやるよ。俺の名は織斑一真、田楽狭間の天人は俺の事だ。その頸を頂戴する!」
空間から取り出した刀を抜いて、六角氏に近付こうとしたら、足軽がいたがそこは桜花達が持っていたアサルトライフルで射殺。そして逃げようとした六角氏の足を撃ってから頸を刎ねた。首級専用ケースに入れてから、本丸付近に時限爆弾を設置。安全な場所に行ってから、スイッチオンした。本丸は一気に燃えて付近にいた足軽達は消そうと必死だった。小波に頸を刎ねた事を伝えたら、本隊は更に士気が上がった。俺達は安全な場所で本丸が燃えている所を見ながら小波に話かけた。
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