十一章
旬伝無量×降下作戦からの首級
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、本丸に潜入後、小波は味方が見える所にいてくれ。頸を取ったとの事を小波に伝えた後、詩乃に伝えてくれ。本隊が知る事になるから正確な情報と言えるだろう」
「御意」
「承知致しました。久遠様には私の方で詳細をお伝えしておきましょう」
「頼む。おーい、鞠。行くから来いよー。潜入部隊はカタパルトデッキで待機。俺の分のパラシュートとタンデムの道具もだ」
通信機で指示を出したが、さっきの陰毛の事は、黒鮫隊全員に伝わった。そしたら全員吹いたと言う。飲み物を飲んでる奴は見事に吹きこぼした。そりゃ俺だって吹いた。飲んでたら吹いてたよ、絶対。
「ふにゃ?」
「おはよう。そろそろ潜入するから目を覚まして」
「んむー。・・・・むにゃむにゃ。ふぁ〜・・・・あふぅ。鞠、目ぇ〜覚めたよぉ」
「眠そうな声で何言ってんだか。小荷駄の所に言ってお水で顔を洗ってこい」
「ふぁ〜いなの」
眠そうな返事をした鞠は、トテトテと後ろに向かう。さてと、鞠が目を覚ます位いい天気での降下作戦が出来る。
「鞠が帰ってきたら、俺達の前線基地に向かう。初めての体験ではあるが、慣れれば大丈夫さ。小波も頼りにしてるからな」
「はっ」
「・・・・ご武運を。と言っても大丈夫そうですものね」
「ここの指揮と留守を頼む」
「・・・・(コクッ)」
頷いた詩乃の頭を撫でた後に、降下部隊の準備完了したとの事だ。今は鞠を待つだけ。
「一真〜、鞠、目が覚めたの!」
「よし、行くぞ」
「うん!」
と言ってから、空間を開き中に入って行く俺に続くように小波と鞠も続く。繋がっていた場所は、カタパルトデッキのところ。降下部隊は座っていたらしいが、空間の歪みにより整列をした。
「お待ちしておりました、隊長」
「うむ。俺のパラシュートとタンデム用のを。あとこの子は小波という。タンデムしてくれ」
「了解です。では、小波さん。こちらに来てください。飛び降りるための準備を致しますので」
と言って、桜花は小波に密着しながら装着を始める。俺もやんなきゃなと思い、パラシュートをしょってその後鞠を抱えながら固定するためのハーネスを取り付けていく。
「一真、これから何するの?」
「怖いかもしれないけど、ここから飛び降りる。下を見てごらん」
「うわ〜、たかーい。ここどこ?」
「ここは俺達の基地だ。このゴーグルをはめて、目のところにな、そっちは準備出来たか?桜花」
「はい。小波さんにも伝えましたが、高い所から飛び降りるのはよくあったとの事ですが、こんなに高いところは初だと」
「そりゃそうだろうな。雲よりも上なんだから。一応確認しとくが、本丸はどんなのだ?」
「はい。櫓のような多層構造の建物
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