十一章
作戦×降下作戦による潜入再び
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事により兵の士気が落ちているのは確かです」
「現在、城内を守る兵の数は、決して多くはないという事ですね。ですが、先程の衝撃で士気は相当落ちてるかと」
「調略によって寝返ったりしてる奴らはかなり多い。六角内部は相当ぐらついているな」
「御意。特に城の東方を受け持つ将は、内応を約束している将ですから、東方は無視していいでしょう」
「となると、基本は西の曲輪をどうにかするかだな」
「主功が攻め立てている今、本丸に近しいとはいえ、比較的潜入しやすくなっているでしょう」
「まあ、そうなんだけどね。西の平井丸に潜入しても意味は無い」
「意味がない・・・・のですか?」
「池田丸を主功組が落とすというのが本当の作戦だけど、城門破壊した今、邪魔なのは池田丸と平井丸と本丸にある城門。それに平井丸に潜入して工作しても本丸で時間が掛かる。という事で、俺達は本丸に潜入して六角の頸を落とす。それか本丸に工作しておけば平井丸にいる兵は本丸に何かあったと思い士気と集中力が途切れる。あとは主功組がやってくれるだろう。どっちがいい?本丸に行き六角氏の頸を落として兵を意気消沈させるか、それか本丸に工作をしてそのまま主功組に本丸に行ってもらうか」
「なるほど。理に適っておりますね。・・・・慧眼、恐れ入りました」
「あと小波。その喋り方と言うか固い口調は無しにしないか?その方が有り難い」
「口調、ですか?しかし一真様と自分では身分の差が・・・・」
「また身分か。・・・・まあしょうがない。この時代の規定だと思えばいいか。今のは忘れてくれ」
「はっ!」
「じゃあ話の続き。詩乃に聞くが、六角氏の頸を取る選択か、本丸に工作をしてそのまま主功組に任せるとしたらどっちがいい?」
「そうですね。潜入しての頸を取るまでは普通は難しいですね。ですが、この前の稲葉山城の時に頸を取ったと聞きます。強者の兵士は主功組に任せて、一真様は六角氏の頸を取りに行けばよろしいと私は思います。しかし六角氏がいる本丸にはどうやって行くのです?」
「また頸ね。それでもいいけど、行く方法だけど空から飛び降りる。この前やった降下作戦だ」
「空からですか?どうやって。あと連れて行く人数はどうしますか?」
「俺、小波、鞠。あと黒鮫隊の者で6名だな」
「ろ、六人で潜入ですか?それはさすがに少なすぎるのでは?」
「いえ、それは大丈夫ですよ小波さん。稲葉山城の本丸に潜入時、たったの5人で潜入したと聞きますから。黒鮫隊の鉄砲を甘く見ない方がよろしいかと」
「はぁ・・・・」
呆れているので、とりあえず俺達の銃の事はあとで見せるとして。トレミーにいる黒鮫隊の内、今回は女性隊員での潜入をする。なので、パラシュートを用意と二人タンデ
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