番外編その1
現代兵器の威力調査
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
それは、長屋でノーパソを見ながらの事だった。今は昼頃で昼食を食った後で、俺以外のメンツは上洛とかの大戦準備で忙しい。とここで、長屋の外が騒いでいた。何かあったのかと思いノーパソを閉じて空間にしまった。
「お頭、麦穂様がいらっしゃいました。何かお頭に伝えたい事があるようです」
「麦穂がか。何だろう?とりあえずここに通せ。あとお茶を淹れろ」
「はい。分かりました」
と言ったひよは、外に行くと麦穂を連れてきた。お茶を俺と麦穂の分を出した後、襖を閉じた。
「ところで、何用なのか?」
「はい。本来なら久遠様から言われる事なのですが、忙しいので私が伝言役として頼まれました」
「伝言ね。また何か模擬戦とかやるの?それか鉄砲運用での試験的な何か?」
「いえ、実はと言うとですね。黒鮫隊が所持してる鉄砲の威力を知りたいと殿から相談を受けたのです。私も壬月様も一真様率いる鉄砲の威力が、どのような事かは一部しか知りません。そこで、今夜の演習場にて黒鮫隊がよく使う鉄砲を、こちらが準備する物で破壊してもらいたいのです。もしくはそちらで、的を用意しても構いませんが」
「なるほど。確かに一部はペイント弾によるものだし、正確な威力は久遠や一部の人間しか知らんな。ただしこの演習を見るのは、久遠と家老の二人と三若と一真隊の主要人物であるひよ・ころ・詩乃だけにしても良いか?足軽達が見たら絶対俺達を頼ってくるから。それだけは面倒だし」
「分かっております。では指定した演習場でお会いしましょう。そうですね、松明がある場所に来て下さいね。では、私はこれで」
と言ってお茶を飲んだ麦穂は、襖を開けて行ってしまった。気になったのか、ひよ・ころ・詩乃が俺の部屋に入ってきた。
「麦穂様は一真様に何用で来られたのですか?」
「どうやら黒鮫隊の鉄砲の威力を知りたいらしい。なので、今夜の演習場にて黒鮫隊がよく使う鉄砲や武器を、久遠と家老二人と三若とお前達だけでのお披露目会となった。詳しい時間帯は、麦穂にでも聞いてくれ。俺は黒鮫隊の所に行って準備をさせるから、今日の夕食はころが作ってくれよ。俺は今夜の演習が始まるまで、黒鮫隊のとこにいるから」
「なるほど。確かに黒鮫隊の鉄砲の威力は私達でも一部しか知りません。知ってるといえば連射能力とかでしょうか」
「あとお頭が良く使っている小型の鉄砲とかも」
という訳で、行ってくると言って風術で飛んで行った。途中で、空間の中に入りトレミーのブリッジに入った。そして艦内放送で、特に銃やISの兵器を乱射したい奴はブリーフィングルームに集まれと言った。しばらくした後に、劉零の通信により全員集まったとの事なので行ってみたら男女で20名程だったけど。
「先ほど家老の麦穂、丹羽長秀が俺の所にきた。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ