十章 幕間劇
三若×休憩
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「一真のそういう空気って最初っから変わんねぇよなぁ。あとこの翼が何だか元気をもらうみたいで」
「だねぇ〜」
「空気?あと翼から発しているのは、疲労を癒すための力を発動してるからだ」
「分かって言えばいいのかなぁ・・・・落ち着くんだよねー、一真様と話していると」
「お前と話していると、こう肩肘を張っているのが馬鹿らしくなるってゆーか」
「と言うより気が抜ける?」
気が抜けるねぇ、まあ少しでも疲れがあると失敗する恐れがあるし。
「一真様の方は大丈夫なの?こんなにのんびりしちゃってて?」
「俺はというより一真隊の者がやっているからな、それに一生懸命やっている。俺は主に指揮をするか、前線に出て戦う方だから」
「一真隊の女の子は皆甲斐甲斐しいよねぇ」
「一真隊の面子は皆一真さんの事が好きだからね。そりゃ一生懸命になるって」
「つまり心を一真に鷲掴みされているからな」
まあそれは有りかな?それに好意があるのは知ってるし。
「自覚がある優しさだからこそ、一真さんの言葉ってたまにドキドキするんだよね」
「分かる分かる。一真様の言葉で犬子、たまーに顔真っ赤になっちゃうし」
「あ、それすっげ分かる」
そりゃ女の子の事を大切にとは思ってるし。結婚してる身だけど、この世界に降り立った以上、縁がある者には時に厳しく時に優しくだ。そうやって、桃香達とも結婚した。
「一真さんってば、狙い済ましたように女の子がきゅんと来る事、してくるんだもん」
「危なかった時に颯爽と現れたりとかな。詩乃の時は凄かったって聞いているぜ」
「さすが、女子の噂は早いな」
「他にも聞こえてきているよー、一真様の噂♪」
「一真隊に新しく人が入るたびに、なぁ?」
どんな噂か知りたいが、知らん方がいいかもしれない。そういえば、IS世界の時、女子の噂はすぐ全校生徒に流れたっけかな?
「君を攫いに来た!だったっけ?そりゃ詩乃ちゃんも惚れちゃうよねー」
「一度でいいから雛も言われてみたいなー、そんな事」
「じ、実はボクも・・・・」
「だよねだよね!女の子なら誰でも憧れるよね!」
それ随分前だな、そのセリフ言ったの。寧ろそれは好意的に褒めているんだと思うけど、まあチャラいよりかはマシだけど。それに三人とも顔赤いしな。まあ、真っ直ぐな気持ちで言うからドキドキするんだと思うよ。
「あとさ、普段もそうだけどいざっていう時でも引き締まっているんだよなー」
「そりゃそうだろう?指揮官だし」
とそういうけどな。それに指揮官というのは本当だし、隊員の悩みとかも聞いてるからな。俺は占い師かという程、たまに列になって並ぶ時がある。主に女性隊員だけど。
「さ
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