十章
書状の中身×鬼退治の結果
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訳ではないがな」
俺は今まで出会った鬼の事を細かく詳しく説明した。鬼の生態や能力などもね。
「・・・・そこまでのものか」
「単体は楽勝ではあるが、複数でそれも統率が取れたら、いくら森の二人であっても勝てるかどうかだ。黒鮫隊は完全に対鬼戦に関して頭に叩き込んでると思うし」
「うむ。黒鮫隊の事は信用しているが、越前が心配だな」
「織田勢と浅井勢、それに松平勢。・・・・かなり大規模な軍勢になる。出来るなら黒鮫隊はあまり出したくないが、武士だけで勝てるかは分からん」
「しかしやらねばならん」
その言葉は何度も聞いている。それに、俺の力やブラック・シャーク隊の力も、合わせれば恐らく大丈夫だろう。こちらには、現代兵器にISに対ドウター戦によるMSも毎日整備をしている。今は俺のストフリとジンクスWが10機にサバーニャとケルディムが1機ずつ、ハルートは3機とインフィニットジャスティス1機ある。
「そうだな。それに俺は全力で支えるからあまり気にするな」
「うむ。分かっている。とにかく打てる手は全て打つつもりだ。一真・・・・力を貸してくれ」
「無論だ!」
久遠の言葉に力強く答えてはみたが、国産の鬼ばかりだったらどうしようかね?トレミーでは、イエローかレッドだと戦闘態勢に入るしな。それに俺は神だしな。未来を切り開いてほしいのは、俺ではなくこの世界の人間がしてほしい。だけど世界が崩壊=破滅の道になったら久遠達を保護して拠点にて生活してもらう。それにここで退いてしまっては、日本中が鬼の世界になるかもしれない。
「久遠、越前の後はどうするか考えている?」
「越前の鬼を根切りにした後は、畿内に包囲網を布き、鬼を閉じ込める。その後は、長尾や武田に共闘を持ちかけてみるつもりだが」
「武田は分かるけど長尾って?」
「越後の長尾だ。長尾景虎と言う」
長尾景虎って、上杉謙信だったな。確か。
「越後に、武田ねー。武田は強いのか?」
「兵馬ともに精強であり、勇将知将を数多く抱えている。日の本でも随一の強国だ。越後も同じく、兵強く、国力も高い。それに当主である長尾景虎は、周辺諸国に戦の天才と恐れられている」
「ふむ。どちらも強そうだな。果たして力を貸してくれるか問題だな」
「うむ。だが・・・・」
「強いところが、わざわざ織田と手を組む何て選択はないだろう」
「そういう事だ。手を組むのならば何かしらの工作が必要になるが・・・・」
「何も閃かない?」
「いくつか考えている事はある。が、今はまだ決心が付かんのだ」
「まあいいよ。今は保留と言う事で、無理に出すと現状打開できないし」
「・・・・確かにそうだな」
俺の言葉に同意したのか、苦悩に満ちた表情を
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