暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
九章 幕間劇
早朝からの鍛錬×山中での散歩
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気だな」

「ですね」

「えへへー」

なぜか綾那は上機嫌だった。理由を聞くと俺に会えたかららしい。俺、別に芸能人とかじゃないんだけどな」

「です!如来様の化身の一真様は、どんな御方なのかなーってずっと思ってたのですから!」

「如来様の化身・・・・ねぇ」

俺は神仏の類だけど、仏ではない。ぶっちゃけ言えば神様で、創造神。

「・・・・違うですか?」

「違くはないが、仏ではない。神界では創造神って呼ばれてる」

「創造神!という事は私達を創ったとも言われる神様ですか?」

「まあ、そうなるね。それに全然縁がなかった鞠にも出会えたからな。でも仏ではない事は言っておく」

「それに実力は綾那以上です!あとさっきの槍を目の前にしてもぴくりともしなかったです!」

まあさすがの俺でも、いきなり目の前に槍が出てきたらドキッとする。鞠についてだが、やはり今川家の棟梁なのか強そうだ。

「ふむ。太陽光が強いから少し充電しとくか」

翼を展開して、金色の翼が太陽光を吸収するように光輝いた。この方が、地の精霊とかには俺を媒体にして集まっては、太陽光を光合成にしてくれるから自然にはいいんだよな。

「一真様!何をされているのです?」

「ああ、これ?太陽光を集めているのさ。必要な時になったら鬼を退治出来る位の光を放てるしね」

それにエネルギーって言っても分からんからな。太陽光を集めて、ソーラービームが放てる事も。

「凄いのです。何だか凄く暖かいのです!」

「あと疲れを癒す効果もあるからな、詩乃や鞠のためにはもう少し集めないと」

「それにしても人の背中から生える何て、まるで鳥のようですね」

「よく言われる。とこんなもんか、良かったら触ってみるか?今なら熱くはない」

と言って翼を広げたら、綾那と歌夜は恐る恐る触ってみた。そしたらまるで布団のようです!とか言っていたな。引っ張ったりした綾那にハリセン一発。

「全くもう。これは俺の翼何だから引っ張ったりしたら痛いだろう!」

「すみませんです。翼には羽が一枚一枚あるのですね」

「それに攻撃したり防御もできるからな」

まあここで、やってみるのは出来ないからな。そしたら、身分が高いからと敬語になってしまうらしいが、俺は気にしない方。

「ですけど、久遠様の彼氏ですよね?」

「まあそうなんだけどね、周りも気を使ってるから、家老何て俺の事を様付だから。ところで詩乃から聞いてないの?」

「一応は・・・・お聞きしました。素晴らしい御方だと。あと話しにくい方だと思ってましたから」

「そうかい?」

山の道を歩いていると、三河は山ばかりなのでよく山菜取りをするんだと。山菜ね、俺にはさっぱり分からん。

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