九章 幕間劇
早朝からの鍛錬×山中での散歩
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・・」
優しく声をかける歌夜にも、目元をくしくしして眠たそうだけど。
「詩乃みたいに、昨日まで疲れがまだ残っているのかね」
特に鞠は小さい子だし、何しろ自らの足で駿府屋形からここまで来たのだから。それに碌にご飯も食べずにいたしな。いくら回復が早くとも、それだけ疲労があると一晩では癒えないだろう。
「私がどうか致しましたか?」
「悪い、起こしてしまったか」
「はい。外から大きな声が聞こえましたので」
「ごめんなさい。起こしてしまって」
「いえ大丈夫です。三河のいつもの朝よりかは、だいぶ静かでしたので」
「ああ・・・・すみません」
「・・・・三河の人って、そんなに朝早いの?」
「三河の民は、お天道様と一緒に起きるですよ?」
朝早えよ。じゃあ詩乃も、三河にいた時は不機嫌だったのだろうか。てか、普通は朝の6時か7時に起きるんじゃないのか?トレミー内で寝泊まりしてる隊員全員は朝7時に起きて夜11時には寝る事にしている。ただし、戦だったりとかは、いつでも起きれるように訓練している。
「じゃあ、そのまま夕陽と共に寝る感じ?」
「そうですね。昨日はだいぶ夜更かしになってしまいましたけど」
「朝は一緒なのか」
俺と詩乃はまだ寝ているだろうな。
「お天道様の光を浴びたら、元気が湧いてくるですよ」
「お天道様って太陽神だろう、確かいたな。神界に」
あの時いたが、そうかあいつか。まあ、俺はどっちかと言うともう少し寝たいくらいだ。
「私はどちらかといえば夜の穏やかな月明かりの方が・・・・昼間の陽の光は強すぎます」
そうだな、俺の翼をソーラーパネルで使用すれば、大出力のソーラービームが出来る。使う事がないからな。一応砲台というより巨大なライフルを創ってみた。あとアニメでビビッドコライダーを創ってみた。巨大防御盾になるし、セーフティーを解除したら、俺が集めたソーラーや月光をエネルギーにして撃てる。
「まあ私が不健康なのは置いておいて、鞠さんはもう少し休ませた方がいいでしょう」
「そうだな。まだ疲れも残ってそうだし。俺達は、朝食ができるまでその辺散歩してる」
「では、私ももう少し休ませていただきます。ふぁあ・・・・」
「じゃ、部屋まで送るよ」
詩乃に続いて、しがみ付いてる鞠を起こさないようにして運ぶ。
「一真様!お散歩だったら、綾那達もご一緒していいですか?」
「無論だ。鞠を運んでから、一緒に行こう。あと静かにな」
「はいです。歌夜も行くです!」
「あ・・・。うんっ」
もう少し静かにしようぜ?と言いながらも、詩乃と鞠を宿の部屋に送ってから散歩を開始した。散歩っていっても、村周辺だけだ。
「ふむ。良い天
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