九章 幕間劇
行き倒れ×鞠の現状
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じがした。
「そうじゃないの・・・・。客人って・・・・その」
「一真様。今川家は、甲斐からの客人に」
「そういう事か。では客人無しで俺達と来るか?鞠の素直な気持ちを聞きたい。俺と共に美濃に行くか、一人で行くか」
「一緒に・・・・行きたいの。一真に力、貸して欲しいの」
「なら決まりと言う事で・・・・改めてよろしくな、鞠」
「よろしくなの!一真!」
そう言って手を差し出すと、鞠は嬉しそうにその手をきゅっと握り返してくれた。
「一真様、私もよろしいかと思いますが、路銀は大丈夫なのですか?」
「ここにあるから心配するな」
空間から路銀を大量に出した。浮かしてたけど。こんなに持っているとはとか聞かれたが、これは全部俺が創造したものだからと言って安心させた。で、路銀を空間にしまった所で三河のお二人さんが戻ってきた。
「あーっ!いいお湯だったのです!」
「すみません。お先に頂きました」
「気にするな。それに話もちょうど終わったから」
詩乃も納得しているので安心だ。本来だと、詩乃の視線が来るはずだけどな。
「どうなりましたか?」
「鞠は俺達と一緒に美濃に行く事になったんで、二人とも仲良くしてくれよな」
「よろしくおねがいしますなの」
「そうですか。良かったです」
「よろしくなのです!」
「じゃ、鞠もお風呂入っておいで。長旅で疲れているだろうし」
「うん!だったら、一真も一緒に入るの」
と言ったら全員固まった。俺はあとで入ると言ったら一人で入れないようだ。
「という事で、詩乃。一緒に入ってもらえるか?ついでに、一人で使えるように教えといてくれると助かる」
「承知しました。鞠さん、今夜は私と一緒に入りましょう。一真様の言った通りに、一人でのお湯の使い方も一通り説明させて頂きます。これからはお一人でお湯を使えるようにして下さい」
「詩乃と?分かったの。分からないところは教えてほしいの」
「俺は外に行って少し飛んでくるんで。あとはよろしくな」
俺は言った後に翼だけを展開して窓から飛んだ。幸い、宿には発信機を付けてるから暗くても場所が特定できる。ふう、・・・・この世界の風は気持ちいいし、良い風だと思ってたら風の精霊らが俺に寄ってきた。そしてしばらく話した後に、トレミーで風呂に入った後に宿に戻ると詩乃以外は寝ていた。風呂は?と聞かれたら前線基地で入ってきたというと、頭が?になっていたが、時がくれば教えると言ってから寝たのであった。
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