九章
今後の事
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関係ない!俺は一人の人間として二人にお礼を言いたい。ありがとう。そしてこれからもよろしくな」
「そんな・・・・!あ、あの、こちらこそ・・・・よろしくお願い致します」
「へへへー、綾那、一真様のためなら死ねるですよ!だからよろしくなのです!」
「・・・・ふふっ」
「どうした?いきなり笑い出して?」
「いえ・・・・ただ少し、一真様の未来が見えた気が致しまして」
「未来予知?そんなのあっても俺は神だからな。不老不死だから、このままだと思うが」
「その時になったらお教えしますよ。不老不死で変わらずともでも」
「じゃあ、とりあえず楽しみにしとくか。さて、飯も食ったから、俺は風呂にでも入ってくるわ。女将さんが特別に風呂を沸かしてくれたようだから」
「お風呂いいですー!一真様、一緒に入るですよ」
「ちょ、ちょっと綾那!そういうはしたない事言わないの!」
俺が風呂入るかと言ったら綾那も入るとか言ってきたが。男だからな、見ず知らずの女性と入る趣味はない。歌夜が止めてくれたけど、それに狭い風呂だから二人は入れないと言ったら残念がっていた。
「じゃあそういう事で、皆また明日」
と言ってから風呂に入っていった。そしたら、遠くから詩乃の声が聞こえた。
「確かに・・・・見えた気がしたのです。遥か未来・・・・この日の本の大名達全てが、あなたの門前に笑顔で馬を繋ぐさまが・・・・。少し妬けますが・・・・それこそ我が主。そして・・・・私の愛しい人」
ああ、聞くの野暮だったな。だけど、聞こえてきたんだからしゃあないけど。言っとくが盗聴器とか仕掛けてないからな。でも、その未来こそ俺が叶えるべき事なのかもな。俺が神だから?違うな、一人の人間として、愛したい者がいれば、俺は素直に答えようと思った。
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