九章
今後の事
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「殿は律儀なのです!」
「そうか。なら任せられるな」
ただ、俺の知っている松平元康・・・・徳川家康は、スゲー狸親父の印象がある。この世界は恋姫世界と同じで武将が女性だから狸女って事になるかも。
「それはそうと・・・・一真様」
「何だ?」
「此度の戦、かなりの強行軍になる、と詩乃殿より聞いているのですが・・・・」
「強行軍だろうなー。・・・・まずは上洛についてだけど、江北の浅井家は仲間だからいいとして、江南の六角を抜かないといけない。六角を抜いて上洛したとしても、畿内で強勢を振るう三好・松永の連合軍と戦う事になる。それを打ち破って足利将軍と合流後、そのまま畿内を制圧して地盤を固めて、勢いある内に越前にまで侵攻するだろうな。で、越前にいる鬼達をブッ倒して、ようやく戦が終了するってのが、今回の作戦だな」
「そ、それはもう、作戦と呼べるものではないですね」
「言うは易しですが、それを短期間で成し遂げなければならない」
「そういう事。久遠も無茶をいう」
「・・・・と仰る一真様は、特に無茶とも思っていないご様子ですが」
「そりゃそうだろう。今回はいくらでも銃の役目は来るし、ちゃんと作戦も考えるさ。久遠がやらないといけないと思うと二つの方向で支えるだけ」
「成功と失敗、ですか?」
「そうだ。成功するように支えて、失敗した時は大失敗にならないように支える。正直鬼との戦いは武士だけだと厳しいモノだが、お忘れかもしれんが黒鮫隊がいる。この時代の未来のために必要な戦い。なら、未来の技術を使いまくってもいいようにやるだけさ」
「そうでしたね。後ろ盾には黒鮫隊がいる事を。でしたら私は、そんな一真様を支えると、心に決めておきましょう」
「ありがとな」
この時代の未来のためならば、俺は全力を持って相手をする。例え多勢に無勢だとしても、最終兵器として大天使化になって神の鉄槌を喰らわせる。もしくは、ドウターが現れた場合は第二の姿となって戦うとしよう。未だにゲート反応はない。
「とりあえずさ。織田はそんな感じで覚悟を決めている。だから・・・・二人の力を貸してほしい」
「・・・・お二人の強きお心には、共感を覚えます。そして一真様が望まれるならば、我ら二人は、その望みを完遂してみせるのみ」
「望まれたのならば、やるのみなのです!それが三河武士の心意気なのですよ!」
「綾那、歌夜。心より感謝する」
俺は嬉しくて頭を下げる。
「なっ、何をっ!?」
「あやややや、そ、そんな、一真様!頭なんて下げなくて良いです!」
「そうです!一真様は久遠様の恋人であり、天人!いや神様!我らのような田夫野人に頭を下げる必要など・・・・・っ!?」
「天人とか神とか今は
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