九章
今後の事
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さんでしたよー。一真様も凄かったです!」
「まあ、俺も戦闘になるとああなるからな。所謂戦闘狂だし、でも他の子らはまともだから心配はない」
「なら安心です!綾那、強い武者と戦うのは好きですけど、キチガイとは戦いたくないです」
「まあ、俺も半分同類なんだけどな。でも根は悪い人ではないから、仲良くしてほしい」
「分かったです。一真様の頼みなら断れないです!仲良くしてやるです!」
「よろしくな。だけど、少し心配だな。あの二人」
「お二人とも、あれだけお強いのですから、鬼に手こずる事はないのでは?」
「いや、いたんだよねー。あの二人でもかなり手こずった鬼がいたけど」
「詳しく!」
「ん?」
「その強い鬼の事、綾那はもっと知りたいです!」
何か、思っていた以上に食いついてきたので説明した。国産の鬼について、鬼に犯され孕まれて生まれた鬼についてだけど。
「なるほどー・・・・つまり大和撫子を犯して生まれた鬼子は果てしなく強い、という事です」
「そういう事だ。桐琴と小夜叉が近接戦で、俺は銃での遠中距離戦で倒すのに一刻はかかったかな」
逃がさないように結界を張ってたから、逃げれられる事はなかったけど、銃での遠距離射撃での応戦だったし、仲間である森親子を当てないようした。二時間もかかったから、あの時は凄い疲れた。結界張りながらだったし。
「ふむー、殺ってやるのに躊躇いもおきない外道なのですー・・・・これからも鬼はたっぷり殺ってやらないとです!」
「とか言いつつも、強い鬼と戦いたいだけ何だろう?」
「そそそそそんな事ないです!」
「動揺しすぎだ。そんなのは図星ですと言っているようなもんだ」
「うー、一真様はちょっと意地悪です」
「意地悪というより、武士にとっては強い相手と戦いたいってのは当然かもしれないけど、鬼子は鬼が女性を犯して生まれた鬼だ。生んでしまった女性は気が触れてしまう事もある。そんな事にならないように、被害を最小限にするために、俺は全力を持って鬼を駆逐してやるさ。森一家と付き合っているのもそういう事さ」
鬼に犯された女性が生きているのは稀な事。例え生きていても、気を狂い、精神いや心か、心が壊れてしまう恐れがある。
「なるほど。主の御心も量れず・・・・申し訳」
「いいんだ。これは俺が好きでやっている事だ。それに心配してくれるのも嬉しい事何だぜ。ありがとうな、詩乃」
「・・・・はい」
「とりあえずだ。この日の本から鬼を駆逐するために、松平家の皆を頼りにさせてもらおうと思っている。俺も前線に行っちゃうし」
「大丈夫です。我らが殿は、織田家当主、久遠様とは幼馴染の間柄。久遠様が望むならば、命を賭けてその望みに答えるでしょう」
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