九章
血祭り
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んな地獄に落ちちまえぇーーー!」
「ワシの目の前に現れたのが貴様らの罪ぃ!潔く血反吐まき散らして、おっ死んじまいなーっ!」
「ははははははっ!鬼も大した事ないです!けど楽しいですー!けれど一真様は一体どこに?」
「これぐらいの強さなら何とかなりそうね。たぶんだけど、洞窟の中に入ったのかも」
「です!本番が楽しみですー♪でも一真様、暗闇でも大丈夫なんです?」
郎らかに言いながらも、槍を忙しなく扱き、鬼達を刺殺させる綾那達。俺の心配をしているようだが、俺は一番奥にいるからな。
「はあ、私、文官でよかったと思います」
とか言いながら、詩乃はそう思った。武闘派五人は伸び伸びと巣にいた鬼らを全滅させた。
「ふぅぅぅ〜〜〜〜・・・・満足じゃ」
「んー、でも他愛ねーよなぁ。何か運動不足だぜ」
「楽しかったですー♪」
「そうね。だけど思っていたほど強くなかったし、拍子抜けかなぁ・・・・」
「そういや、一真はどうした?ガキ」
「まだ奥にいるんじゃねえの。あっ、もしかしてまだ生きてる鬼をぶっ殺している最中とか」
一方俺は神の力である浄化させた。なので今の俺の姿は翼と目だけが色が変わっていた。サングラスは外している。全ての鬼を魂ごと消滅させてから、浄化完了っと。俺は桐琴達がいる場所に戻った。
「あっ!一真!おめぇ何を・・・・」
「一真。奥で何をしていた?」
「一真様、その御姿は一体何です?」
「一真様、その御姿が真の姿ですか?」
「ん?これ?神の力を一部解放しただけだ。それに小夜叉が言うような事はしてねえよ。一番奥まで行って鬼の死体を浄化していた」
と言いながら翼で浮かびながら進んでいく。まるでホバークラフトのようにだけど。
「という事で、桐琴と小夜叉は次の鬼の巣にでも行くんだろう?だが俺は松平衆の先陣をしなければならないから、二人で頼む」
「おうよ!先陣は面倒だからな。オレらは鬼退治続けておくからやっておいてくれ。一真」
「一応長久手の村で待っているから、途中で合流しないと久遠にも迷惑かかるだろう。だから三日以内に戻ってこい。いいな」
「おう!ここらの鬼を全殺ししてからだ、それに一真の分もちゃんと殺っておくから安心しとけ。殿に伝言を頼む。ワシらが戻る前に喧嘩を始めるなとな。もし始めたら、森一家は織田に背を向けるのでな」
「分かった。まあ二〜三日で戻ってくると予想しとくんでな」
「よし行くぞクソガキ!」
「応よ。一真も力蓄えておけよな」
と言って、森親子は俺たちに背を向けて山の奥へと入って行った。俺は神の力を閉じてから、刀を空間にしまった。
「生粋のキチガイとは、ああいう方達の事を言うのですねぇ。凡人には甚だ
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