九章
鬼の巣へご案内
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種の爆弾だよ。これを洞窟の中に爆破させると、爆音と閃光により一時的な失明・眩暈・難聴・耳鳴りなどの症状となり、寝起きの鬼は混乱してしばらく隙だらけになる」
「一真!こっちはいつでも準備完了だぜ!」
「分かってるよ、・・・・これを手榴弾と言う。これを障害物とかに投げてから数秒経つと、ドカンと爆発する仕掛けだ。桐琴、準備は?」
「いつでも出来ておる。おいガキ共、準備は良いか?」
「いつでも行けんぞ、母ぁ!」
「同じく」
「です!忠勝が槍、蜻蛉切りの斬れ味、鬼達に味わわせてやるです!」
「待てクソガキ。蜻蛉切りだと?」
「へ?そうですよ。綾那の槍は蜻蛉切りと言って、穂先に止まった蜻蛉がシュパッと切れたって謂われがあるですよ」
「待てぃ!我が愛槍の真似をするな!」
「むー。綾那、真似何てしてないです!」
「しておる!我が槍の名は蜻蛉止まらず!蜻蛉が止まろうとしても身を切断されて止まれないという、日の本一の斬れ味を誇る名槍ぞ!」
「綾那の蜻蛉切りだって日の本一なのです!絶対、絶対負けないです!」
「むぅ・・・・ならばどちらが多くの鬼を殺せるか、勝負するぞ!」
「です!」
「二人共、そろそろいいかな?これじゃ投げても爆音で耳やられても知らないよ?」
「あ、ああ。頼む一真」
と言ってから、松平衆も森親子も詩乃も耳を塞いだ。俺はスタングレネードの安全ピンを抜いた後に素早く空間に入れて洞窟の中に置いた。数秒経ってから物凄い爆音が響いた事で混乱する鬼が出てきた。
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