九章
鬼の巣へご案内
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五、俺十五で倒せばいい」
「さっすが!分かってるじゃねえか!一真」
まあ、森一家に任せるのもいいけど、近接格闘でどのくらい有効かを調査するためでもある。聖剣エクスカリバーでやっちまえば、すぐ終わらせるけど。
「はぁ〜〜〜〜・・・・三十から五十の鬼を、たった三人でどうしようと思っていたのですか!」
「「「ぶち殺そうか/死なそう/と思っていた」」」
「はぁ〜〜〜〜!全くこの三人は!と言っても無駄だけなので武運位は祈ってあげます。これから皆で討伐に行きましょう」
「ガキに言われんでもその気であるわい」
「ふむー。三十から五十を五人なら肩慣らしぐらいにはなるですねー。・・・・殺っちゃうですか、歌夜!」
「そうね・・・・ではその鬼退治、我ら松平衆も参加させて頂いても宜しいでしょうか?」
「ああんっ!?駄目に決まってんだろ!てめぇらが参加したらオレがぶっ殺す鬼が減っちまうじゃねーか!」
「その通りだ、元々この三人で行こうとしてた所何だ。今回は松平衆は見学で頼む。それに俺も鬼をぶっ殺せるいい機会だしな」
「一真、今回は松平衆の実力も把握するいい機会だとワシは思うが」
「そうか?桐琴が言うんだったらいいだろう。それに鬼何ぞ、これからいくらでもぶっ殺せるからか?」
「おうよ、その通りだ。この日の本中にいる鬼はこれからでも駆逐できるからな。くくっ・・・・くっくっくっくっ」
という事で話が決まった。俺と森親子は笑っていたようだけど。詩乃は、特に森親子の事はキチガイだと納得したようだ。
「では、鬼の巣とやらに向かいましょう。・・・・三左殿、先陣をお願いしてもよろしいですか?」
「うむ。譲る気など毛頭ない。が、ここは一真に先陣を譲る。一真の方が鬼の巣がある場所は、正確に分かるからな」
「任せな。全員、俺について来い!」
と言って先陣になった俺は、鬼の巣がある場所に馬を走らせた。馬=ゼロだからトレミーとリンクしているから、どこにあるかは聞かなくても分かる。一応通信機はめてるけど。一番は俺で二番三番は森親子だったけどね、小夜叉何か文句言ってた。俺は冷静に考えながら先導して行き、周囲一帯警戒しながら、山の中に分け入り、やがて目的地である洞窟に到着した。
「何とか夜になる前に到着したな」
「ここが鬼の巣ですか・・・・」
「ああ。鬼は今眠っているよ。あいつらは基本的に夜行性だからな、それに小物の鬼は日が高い内は、結構動きが鈍いんだ」
「そんな事まで分かっているんですか?」
「まあね。数々の鬼の巣を駆逐してきたからな。鬼の生態はよく分かっている方だ」
俺は言いながら、懐に入れてあった手榴弾=スタングレネードを手にする。
「それは一体?」
「一
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