九章
三河武士
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近くに鬼の巣があるから俺ら三人で潰しに行く予定だったと。そしたら行く途中に、詩乃率いる三河武士が見えたから力試しと言って、今に至ると。
「そうなのですか。気を付けていってらっしゃいませ。ですが、久遠様同様、一真様は我らの玉体でありますが、黒鮫隊もいるでしょうから安心します」
玉体・・・・大切な身体、という意味。ここでは大切な人、大切な存在、という事を指している。
「さてと俺達は行くか、桐琴に小夜叉」
「鬼の巣を見つけたから殺る。ただそれだけの事だ」
「そうそう!実戦経験が豊富な一真が居れば百人力よ」
と言ってから、俺は一応トレミーで周辺一帯に鬼の巣があるか調べてもらった。やはりあったが小さい巣だ。これはやりたい放題だな。いつもいつも小夜叉とどっちが早く鬼を殺せるかとかやってたし。
「ふむ。やはりこの辺りに鬼の巣があるのを確認したぞ。小夜叉」
「あるんなら、さっさと鬼の巣に殴り込もうぜ。殺りたくて殺りたくて、うずうずしてきたぜ!」
「応!やはりあったか。で、松平のガキ、貴様はどうする?」
何か唸っていた。で、少し待てと言われて歌夜という人物を呼んで来いとの事。歌夜とは誰だ?と聞いたら、綾那の親友で松平の親衛隊の一人で榊原小平太康政というらしい。頭がいいらしいから、さっきの話をもう一度しろとの事。面倒だがしゃあないな。それから、綾那に幾つかの質問をしてたら歌夜と呼ばれた少女が後方から現れた。
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