九章
戦闘狂
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はとりあえず照明弾を空に向けて撃った。詩乃がいるなら、分かるはずだ。照明弾には色分けされている。緑だったら、味方はここにいるとか赤だったら敵がいる。黄色は、そちらに味方が向かうとの事。紫は味方が勘違いしてそちらに行ったとかな。ちなみに撃った照明弾の色は紫だから、たぶん詩乃が何とかしてくれると思うが無理だろうな。小夜叉だし。
「ふふふっ。はーっはっはっはっ!酔い覚ましに丁度良く、一暴れできそうだな。たまに嘘を吐くのも面白いの」
「何言っているんだか。とりあえず小夜叉の勘違いを解くために照明弾撃ったから、たぶん大丈夫かもな。あれは三河武士だし」
「そうだな。あれは三河武士だな。さてはてどんな奴か。ガキに負けるようでは馬を並べる事は許さんぞ」
という事で、小夜叉突撃中の時に冷静に話してた俺と桐琴だった。一方、詩乃は空に上がった照明弾を見たら紫である事を知った。
「皆さん!味方ではありますが、後ろの方を敵と判断した者が突っ込んで来ます。一応防御態勢でお願いします」
「おっらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!ウチの若い奴に手ぇ出す奴ぁどいつだぁ!この森勝蔵様がぶったぎってやらぁ!」
「どの方が来ると思ったらよりによって森一家ですか」
「おい、ひょろっ子!織田家中にその人ありと言われる予定の、森小夜叉が助けてやるから安心しとけ!うららららららぁぁぁぁーーーーーーーーー!」
ぐるんぐるんと頭上で槍を回しながら、小夜叉は一騎駆け状態で私の後方にいる三河武士達に突撃をかけていますね。しかもあの照明弾を見る限り、あそこには一真様がおりますのでしょうか?まあ、三河武士も戦闘狂でありますから手合せには持って来いだと思いますが。三度の飯より喧嘩好きですもんね。
「「ひゃっはーーーーーーーーーーー」」
な、何ですかこの声は!と思ったらそこにいたのは一真様と森一家の棟梁がいた。一真様も乗り気何ですね。
「美濃に名高い森家が当主!蜻蛉止まらずひっさげて、喧嘩上等、ただいま参上ぉ!」
「織田家中にして最強の存在とは俺の事、田楽狭間の天人とは俺の事だ!」
「お前らの取るべき道は二ぁーつ!背中を向けてワシと一真に殺されるか、正面からワシと一真に串刺される事だぁ!」
俺と桐琴は堂々と名乗りを上げて、敵味方判断せずに突っ込んだ。さてと、三河武士がどのくらい強いか確かめさせてもらうぜ。
「か、一真様。一真様の戦闘狂ですか!?」
「ちょいと実力を見てくるだけだ。では行ってくるぜ。行くぜ行くぜ行くぜ!!!」
で行ってみたら、小夜叉と相手しているのが見えたのでそいつは任せて俺は他の三河武士がいたので、馬を下りて相手するのみ。
「ひゃっはーっ!てめぇ、チビのくせにやるなー!
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