第五十七話 全てが終わってその八
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っと優勝してくれないと」
母は切実な顔で娘である琴乃に話した、そのうえで熱いミルクと砂糖をたっぷりと入れたロイヤルミルクティーを飲みつつ言った。
「寂しいわ」
「じゃあ今年だけでなく」
「もっとね」
優勝して欲しいというのだ。
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