『三十四話』〜歌姫を探せ 後編〜
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ゃうなんて!
助けて…助けて…助けて…
拓斗君…助けて…
まだ…死にたく…無いよぅ…
「…けて…たす…けて…助けてえぇええええええ拓斗君!!!!!!!」
私の叫んだ声が大きく木霊する。
そのとき、
「ハアァァァァァァァァァァッ!!!」
聞き覚えのある…声…。
そうか…神様は…なのはの願いを…聞いてくれたんだ……
頬に走る…涙。
「ソイツ等に、触るんじゃねぇ」
私は声の主を見て安堵した。
拓斗side
「「「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
三人が叫び声をあげた瞬間俺は飛び出した。
「…けて…たす…けて…助けてえぇええええええ拓斗君!!!!!!!」
なのはの叫びが響く。
「ハアァァァァァァァァァァッ!!!」
俺はなのは達に近づいていた三人を殴って吹き飛ばして姿を現す。
「誰だ!?」
「通りすがりの死神兼噂の歌姫さ」
そう言いながら目の前の男を垂直に蹴り上げさらに空中でサマーソルトをかます。
「ぐげっ!?」
蹴られた男は数m吹き飛んで動かなくなる。気絶したんだろうな、どうでもいいけど。
「さて お仕置きの時間だ」
全身から殺気を漲らせて威嚇する。
「はっ! こっちには人質が……っていねぇ!?」
男達はなのは達を盾にしようとするがすでにその場にはいなく、
「残念ながらなのは達は俺が保護させてもらったよ」
「「「お兄ちゃん(恭也さん)!!」」」
何時の間にか来ていた恭也さんがなのは達を抱え、距離を取っていた。
「ナイスです恭也さん。そのままなのは達を頼みます」
「分かったよ」
恭也さんになのは達の護衛を任せる。
「さぁて 死ぬ覚悟はできてるか? まぁ 答えは聞かないけど」
「ふざけんなガキ!!」
一人の男が拳銃を零に向け放つが、
「甘い」
それを俺は素手で弾く。
弾かれた弾丸は壁に当たりチュインッ!という音をたてる。
「ハァッ!?」
「人間その気になれば銃弾なんて横から叩いて簡単に反らせる」
俺はそう言うが、
「「「「「イヤイヤ! 無理だから(なの)!!」」」」」
誘拐犯となのはとアリサ、すずかの声がピッタリ重なって否定された。いや、無理じゃないからこうして出来るんだろ。
それに対して、
「ハハハ……相変わらず凄いな………」
毎朝一緒に模擬戦
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