天馬から妖精達へ
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ングを計ってあげたいけど、もう・・・念話が持ちそうにない。くう!〉
「ヒビキさん!」
「ヒビキ!」
イヴとシェリーに続き、リオンとレンも魔力の限界が来たようで、クリスティーナが地面に叩きつけられる。
頭の中にヒビキの痛みを堪えるような声が響く。
〈君達の頭にタイミングをアップロードした。君達なら出来る!信じてるよ〉
すると、念話を聞く全員の頭の上に小さい長方形が浮かんだ。
それは素早く満たされ、それと同時にタイミングを知る。
「20分!?」
〈次のニルヴァーナが装填完了する直前だよ〉
「チャンスは1回っつー事か・・・」
アルカが呟く。
8つの魔水晶を20分以内に破壊する。
次のニルヴァーナが発射されれば、今度こそ化猫の宿は闇に染まる。クリスティーナはもう動けない。
次のチャンスが最初で最後、という訳だ。
〈無駄な事を・・・〉
すると、声が響いた。
連合軍メンバーの声ではない。
「!」
〈誰だ!?〉
〈新手!?〉
「この声・・・」
「ブレインって奴だっ!」
「六魔の司令塔!」
〈僕の念話を“ジャック”したのか!?〉
聞こえてきた声にジェラールが目を見開き、リオンとティアが声を上げ、エルザが呟き、ウェンディとアランが叫び、ヒビキが驚愕で目を見開いた。
〈オレはゼロ。六魔将軍のマスターゼロだ〉
その声の主は、ブレインの裏の人格・・・ゼロだった。
〈六魔将軍のマスターだと!?〉
〈まずは褒めてやろう。まさかブレインと同じ“古文書”を使える者がいたとはな・・・〉
〈なるほど・・・貴様は古文書の中でニルヴァーナの存在を知ったか〉
レンの声がし、ゼロの余裕に満ちた声が響き、ヴィーテルシアが怒りを押し殺したような声を発する。
〈聞くがいい!光の魔導士よ!オレはこれより全てのものを破壊する!〉
ゼロが叫んだ。
そして、連合軍にとっては不幸な知らせを言い放つ。
〈手始めに仲間を4人破壊した。滅竜魔導士に氷の造形魔導士、星霊魔導士に風の元素使い、それと猫もか〉
その言葉に、驚愕が走る。
〈ナツ君達が・・・!?〉
〈あらあら〉
「・・・」
「そんなのウソよ!」
「ナツさん達がお前なんかに負けるはずないっ!」
ゼロの言葉にヒビキが驚愕し、ティアが相変わらず興味なさそうに呟き、エルザが黙りこみ、ウェンディとアランが叫ぶ。
が、ゼロは構わず続けた。
〈テメェ等は魔水晶を同時に破壊するとか言ったなァ?オレは今、その8つの魔水晶のどれか1つの前にいる。ワハハハハ!オレがいる限り同
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