暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
天馬から妖精達へ
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ングを計ってあげたいけど、もう・・・念話が持ちそうにない。くう!〉
「ヒビキさん!」
「ヒビキ!」

イヴとシェリーに続き、リオンとレンも魔力の限界が来たようで、クリスティーナが地面に叩きつけられる。
頭の中にヒビキの痛みを堪えるような声が響く。

〈君達の頭にタイミングをアップロードした。君達なら出来る!信じてるよ〉

すると、念話を聞く全員の頭の上に小さい長方形が浮かんだ。
それは素早く満たされ、それと同時にタイミングを知る。

「20分!?」
〈次のニルヴァーナが装填完了する直前だよ〉
「チャンスは1回っつー事か・・・」

アルカが呟く。
8つの魔水晶(ラクリマ)を20分以内に破壊する。
次のニルヴァーナが発射されれば、今度こそ化猫の宿(ケット・シェルター)は闇に染まる。クリスティーナはもう動けない。
次のチャンスが最初で最後、という訳だ。

〈無駄な事を・・・〉

すると、声が響いた。
連合軍メンバーの声ではない。

「!」
〈誰だ!?〉
〈新手!?〉
「この声・・・」
「ブレインって奴だっ!」
「六魔の司令塔!」
〈僕の念話を“ジャック”したのか!?〉

聞こえてきた声にジェラールが目を見開き、リオンとティアが声を上げ、エルザが呟き、ウェンディとアランが叫び、ヒビキが驚愕で目を見開いた。

〈オレはゼロ。六魔将軍(オラシオンセイス)のマスターゼロだ〉

その声の主は、ブレインの裏の人格・・・ゼロだった。

六魔将軍(オラシオンセイス)のマスターだと!?〉
〈まずは褒めてやろう。まさかブレインと同じ“古文書(アーカイブ)”を使える者がいたとはな・・・〉
〈なるほど・・・貴様は古文書(アーカイブ)の中でニルヴァーナの存在を知ったか〉

レンの声がし、ゼロの余裕に満ちた声が響き、ヴィーテルシアが怒りを押し殺したような声を発する。

〈聞くがいい!光の魔導士よ!オレはこれより全てのものを破壊する!〉

ゼロが叫んだ。
そして、連合軍にとっては不幸な知らせを言い放つ。

〈手始めに仲間を4人破壊した。滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)に氷の造形魔導士、星霊魔導士に風の元素使い、それと猫もか〉

その言葉に、驚愕が走る。

〈ナツ君達が・・・!?〉
〈あらあら〉
「・・・」
「そんなのウソよ!」
「ナツさん達がお前なんかに負けるはずないっ!」

ゼロの言葉にヒビキが驚愕し、ティアが相変わらず興味なさそうに呟き、エルザが黙りこみ、ウェンディとアランが叫ぶ。
が、ゼロは構わず続けた。

〈テメェ等は魔水晶(ラクリマ)を同時に破壊するとか言ったなァ?オレは今、その8つの魔水晶(ラクリマ)のどれか1つの前にいる。ワハハハハ!オレがいる限り同
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ