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ソードアート・オンライン〜十一番目のユニークスキル〜
唯一無二の不確定因子
第三話 二人の美少女
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を後ろで束ねた痩せた男に向かってひらひら振ってやりながら言葉を返した。
「珍しいな、アスナ、アリス。こんなゴミ溜めに顔を出すなんて」
店主の顔が一瞬引きつるが、アスナとアリスから、お久しぶりですエギルさん、と声をかけられると途端にだらしなく顔を緩ませる。
「なによ。もうすぐ次のボス戦だから、ちゃんと生きてるか確認しに来てあげたんじゃない」
「私は無理矢理連れてこられただけです」
と呆れた表情を見せるアリス。
「無理やり・・・・・・?」
とキリトは首をかしげた。
「気にしないで!! なんでもないから!!」
とアスナは顔を真っ赤にして手を前で降っている。
「なにがなんでもないんですか? 何ゆえ私を連れてきたのかと聞くと、一人だとはず・・・「むぐ!?」」
かしいから、と続ける前に、アスナはアリスの口を目にも止まらぬスピードでふさぎ慌てた様子で言った。
「そ・・・・・・そんなことより、何よシェフどうこうって?」
「あ、そうだった。お前いま、料理スキルの熟練度どのへん?」
キリトの問いに、アリスから手を離し、アスナは不敵な笑みを滲ませると答えた。
「聞いて驚きなさい、先週<完全習得>したわ」
「なぬっ!」
その言葉を聞いてキリトは驚いた。
そして同時にキリトはアホかっという顔をした。
そしてアリスはなぜか何か言いたそうな目でアスナを見つめている。
「・・・・・・・・・・・・その腕を見込んで頼みがある」
キリトが手招きをして、自分のアイテムウインドウを可視モードにして見せる。それを見たアスナは驚きで目を丸くし、アリスも珍しく反応をした。
「うわっ!! こ・・・・・・これ、S級食材!?」
「・・・・・・・・・・・・お前ついに盗みを働きましたか」
「なんでだよ!!! 歩いて帰ってる最中に運よく遭遇したんだよ! ・・・・・・まあそこで取引だ、アスナ。こいつを料理してくれたら一口食わせてやる」
キリトが言い終わる前にアスナがキリトの胸倉をがしっ、と掴みながら口を開いた。
「は・ん・ぶ・ん!!」
思わぬ不意打ちにキリトがドギマギして頷いてしまった。
アスナがやったと左手を握る。しかしここで一つ問題が発覚した。
「ところで先ほどから気になっていたのですが一体どこで料理をするつもりですか?」
とアリスの冷静な一言。
それを聞いた途端、キリトとアスナは固まった。
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