スーパーロボット大戦OG外伝
0556話
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それでも我に逆らうに力が足りぬわ!」
威圧感を剥き出しにして叫ぶアルカイド。しかしフォルカはそれをあっさりと受け流して口を開く。
「確かに俺1人では勝ち目が無いのは認めよう。……しかし! 俺には仲間がいる!」
そう告げ、神化したヤルダバオトが指差したのはラハ・エクスティムの背後。100機以上の修羅神がいた筈のそこでは、既にその殆どがヒリュウ改やハガネの機体に撃破され、残り数機までその数を減らしていた。そしてその最後の数機に関しても、サイバスターの放ったアカシックバスターにより、纏めて撃破される。
「ブーストナックル!」
イルムの叫びと共に放たれたグルンガストの右拳がラハ・エクスティムへと放たれ……
「甘いわっ! この程度の攻撃がこの修羅王に通じると思ったか!」
ラハ・エクスティムの拳が、ブーストナックルを弾く。だが。
「甘いのはそっちだってね。この程度の攻撃が通じるとはこっちも思ってないさ。タスク!」
「あいよ! ギガ・ワイドブラスター!」
ラハ・エクスティムと比べても、尚巨大なジガンスクード・ドゥロの胸部から放たれたエネルギー砲が、拳を振り切ったラハ・エクスティムへと命中する。攻撃を放った隙を見逃さずに放たれた一撃は、さすがにヒリュウ改やハガネといった一流の部隊のメンバーと言えるだろう。そして俺達や他のメンバーとしてもその隙を逃すような真似をする訳もなく。
「撃てぇっ!」
その命令と共に全機が一斉に攻撃を仕掛ける。これまでにも何度か行われた攻撃ではあるが、今回の一斉攻撃はシャドウミラーだけではない。ヒリュウ改やハガネの部隊も一緒に行っているのだ。ビーム、エネルギー、重力波、レーザー、実弾。その他諸々数えるのも面倒になる程の砲撃が一斉にラハ・エクスティムへと降り注ぐ。
「ぐっ、ぐおおおおおおぉっ!」
これだけの一点集中攻撃は、さすかにアルカイドにしても食らったことがなかったのだろう。呻くような声を上げつつ必死にこちらの攻撃に耐えている。
だが運動性を重視した神化を遂げたラハ・エクスティムだ。神化前に比べるとその防御力は格段に落ちている。装甲を犠牲にして手に入れた運動性能であり、ようはニーズヘッグのように『当たらなければどうという事もない』というような機体コンセプトになったのだろう。何度か交戦してみた感覚から考えると、大体一般的なPT並みの防御力といったところか。……ただし、多少のダメージを受けてもすぐに回復してしまう再生能力が非常に厄介だ。現に今もその再生能力で受けたダメージを徐々に回復し始めている。
ちっ、なら下手に次の手を出せないうちに潰させて貰う。
「ムラタ、エキドナ、続け! 他の各機は隙が出来たらでかいのを撃ち込め!」
「おう!」
「了解!
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