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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos18恋乙女狂想曲〜I like you? No, I love you〜
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家族愛だって勘違いしてる。本当は異性としてルシルのことが好きなんだって考えてない、思い至ってない。だからああして言い淀むことになった。ごめん。はやてには悪いと思う。こんな形で自分の想いを自覚させたくなかったよ。でもわたしは誤魔化したくない、引きたくない、譲りたくない、負けたくない、勝ちたい、だから・・・攻めるよ。

「わたしはルシルが好き、ううん、愛してる。顔合わせは今日、この瞬間だった。でもそれだけで十分って言えるほどにこの想いは確かなもの。もしかしたらこの想いは前世のわたしの影響かも知れない。でもその想いはもうわたしのもの。だから、負けないよ」

はやてに指を差して宣言。口をパクパクさせてたはやてが「わたしかて――・・・っ!」そこまで言ったと思えばハッとして口を噤んだ。今ので完全に気付いたのかも。ルシルへの想いに。

「はーい、ストップ! あまりに急すぎて思考停止していた」

ようやく動き出したルシル。そんな彼ははやてを庇うようにわたしの前に立ちはだかった。ズキッと痛む胸。今はそれでしょうがない。ここは「すぐにとは言わないから、返事はちょうだい」引こう。

「すいませんでした。わたしの用は終わりましたから」

わたしは引率の忍さん、恭也さん、美由希さん、ノエルさんに頭を下げる。エイミィはどっちかと言えばこちら側だからノーカウント。

「あ、うん。じゃあみんな。行こうか」

忍さんと恭也さんとノエルさんが先頭を歩き出して、わたし達も続いて歩き出す。最後にエイミィと美由希さんが「いやぁ、お姉さん達ビックリしちゃったよ〜」ってルシルに絡みながらついて来る。エントランスを潜って料金をわたしたち全員分の料金を払いに行くノエルさんを見送る中、「ちょっとちょっと。あんた、一体何考えてんのよ」アリサが睨みを効かせて訊いてきた。なのは達もそれぞれうんうんって頷いて、アリサと同じ事を思っているって示す。

「そういうなのは達も、いつルシルと知り合ったのよ。恭也さんもルシルの事を知ってるみたいだし」

「えっと。私たちは、シャルちゃんやフェイトちゃん達と公園でお別れした後、帰り道で私がぶつかっちゃったって話なんだけど・・・」

PT事件後のことね。じゃあ「恭也さんは?」って訊き直すと、なのはは首を横に振った。と、そんな時に「あのな」はやてが話に参加してきた。ちょっと意外だった。しばらくはわたしと話をしたくもないって距離を取られるかもって思ってたけど・・・。

「今年の夏、レジャープールに行った時に恭也さんが監視員として、ルシル君を止めたんよ・・・」

けどやっぱりわたしを意識しているようでチラチラとわたしを見ながらも話してくれた。ルシルが男物の水泳着で出て来た。それはそうよ、ルシルは男だから。

「でも、ルシル君のその外
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