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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos18恋乙女狂想曲〜I like you? No, I love you〜
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ルシリオン――ルシルはなのはとアリサとすずか、恭也さんとはすでに顔見知りみたい。どうしてなのかが激しく気になる。なるけどそれ以上に・・・。

――さようなら。またどこかでね、私の初恋(ルシル)――

脳裏に過ぎるわたしの知らない想い。解らない。だけどそんなことどうでもいい。その想い以上にわたしは・・・好き、その蒼と紅の虹彩異色の瞳が。好き、その長く綺麗な銀の髪が。好き、その微笑みが。好き、あなたが――ルシルの事が・・・大好き。

「うわぁ。イリスちゃんの異性の好み、どストレートの子キタァ。実在したよ、本当に・・・」

「ルシ、ル・・・」

エイミィがなんか言ってる。わたしはフラフラとルシルに歩み寄って行く。そんなわたしに「君が、イリス、だよな。俺に会いたかったってことらし――っ!?」声を掛けてきたルシル。わたしは彼が言い切る前に抱きついた。そんなわたしの突然の行為にみんなが絶句したのが空気で判った。

「好き、大好き。一目惚れ? ううん、違う、そんなものじゃない。好き、ううん、それ以上。愛してる。あなたを愛してる、愛してます。わたしの全てをあげたい、捧げたい、受け取ってほしい、貰ってほしい。わたしは運命を信じてる。その運命が告げてる。ルシル。あなたはわたしと結ばれるべきなのよ!・・・チュー?」

「むぐ・・っ!?」

呆けてるルシルの唇にわたしの唇を重ねる――うん、早い話がキスをした。耳や頬、顔どころか、全身が熱くなる。だって初めてだもん。でも後悔なんてない、満足大満足なのだ。

「へ?・・・え・・あ・・、あ、アカーーーーン!!!」

はやてが自分で車椅子を進ませてわたしとルシルの間に割って入って来た。ここでみんなが再起動。

「シャ、シャルちゃん!? い、いいいいいき、いき、いきなり何してるの!?」

「キキ、キキキ、キスして・・・こ、こここ、こんな公衆の面前で!!」

「「はわわわわ!」」

顔を真っ赤にしたなのはとアリサにはそう怒鳴られて、すずかとフェイトもまた顔を真っ赤にさせて両手で自分の顔を覆ってる・・んだけど、指を僅かに開けてその隙間からこっちを覗き見。アリシアや大人組は、わたしの行為に対して驚きの中にも面白そうって感じで見守ってくれてる。そして八神家。シグナム達はどこか懐かしそうな風にわたしを見てる。以前に似たような事でもあったのかも・・・。

「シャルちゃん! ルシル君は、あの、えっと・・わたしの家族やし、そのな、そやから・・・!」

「うん、判ってる。ルシルははやての家族で弟。なら、わたしがルシルの恋人――ひいては将来、夫婦になっても問題ないと思うんだけど」

「っ!・・・あ、う・・・それは・・・!」

はやては気付いてない、自分の想いに。ルシルに向けているのは
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