暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos18恋乙女狂想曲〜I like you? No, I love you〜
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今朝の約束通り、わたし達は新装開店したっていうスーパー銭湯、海鳴スパラクーアへとやって来た。エントランス前ではやてたち八神家を迎えに行っているノエルさんの車がやって来るのを待つ。通学組のなのは達はアリサの家の車で、わたしとエイミィ、そしてなのはのお姉さんの美由希さん、お兄さんの恭也さんは、すずかのお姉さんである忍さんの運転する車でやって来た。

「みんなごめんな、お待たせや」

「はやてちゃん!・・・わぁ♪」

車椅子に座るはやて、そしてこれまでずっと話でしか聞いたことのなかった八神家が勢揃いしていた。と、「っ!」ほら、来た。鼻の奥がツンとして急に泣き出しちゃいたくなる。

「えっと、もう1人家族が居るんやけど、その子は今ノエルさんに付いとるから、合流する前にまずこの娘たちの紹介をさせてもらうな。右から順に・・・」

「八神シグナムです。本日はお誘いいただきありがとうございます」

凛々しい顔立ち、長い髪をポニーテールにしたのがシグナム。

「なのはちゃん達のお兄さん、お姉さんとははじめまして、ですよね。八神シャマルです」

「私は八神シュリエルリートと申します」

銀髪。わたしが本能的に好んでる髪色、そして深く、でもとても綺麗な紅色の瞳をしたのがシュリエルリート。

「あたしはヴィータ、八神ヴィータだ」

一番小さく生意気そうなのがヴィータ。

「我――いや、私は八神ザフィーラ。よろしく頼む」

筋骨隆々とした厳ついのがザフィーラ。最初に聞こえた一人称については深く追求しないでおこうっと。なのは達も自己紹介を返していって最後に、「はじめ、まして・・・」流れる涙を指で拭ったわたしが自己紹介をする番。

「イリス・ド・シャルロッテ・フライハイト、です」

シグナム達と握手を交わす。と、また涙が溢れて来た。先日はやてから、わたしの突発的な感情の揺らぎについてはもうシグナム達に伝えてあるってメールは受けたけど、「ごめんなさい」って一応謝る。すると「我慢しなくてもいい」ってシグナムがわたしの頭を撫でた。

「あのっ、ありが――」

「おーい!」

「お待たせしました、みなさん!」

お礼を言おうとしたとことで、ノエルさんと男の子の声が届いた。そっちの方を見て、「・・・っ!」わたしの意識は軽く飛びそうになった。

「「「「あっ!!」」」」

なのはとアリサとすずか、あと恭也さんも大きな声を上げた。

「シグナム達はもう自己紹介を終えたのかな?」

「うん。あとはルシル君だけやよ」

「そっか。では。はじめまして、そしてそこの子たちとお兄さんには久しぶりです、八神ルシリオンといいます。どうぞルシル、と呼んでください。はやて、シグナムたち共々よろしくお願いします」

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