暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos18恋乙女狂想曲〜I like you? No, I love you〜
[11/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
見から女の子に間違われてな。上半身露出した、ちょっと危ない女の子やって思われたんや」

ヴィータに車椅子を押されてるはやてが後方――エイミィに「肌スベスベ〜♪」、美由希さんには「髪もサラサラだよ〜♪」って触られまくって困惑してるルシルに目をやって、わたし達も倣ってルシルの方へと振り向く。

「・・・ぷふっ! くく・・・あーっはっはっはっはっ! 確かに間違われても仕方ないわ!」

「ちょっとアリサ。失礼だよ。確かに・・・可愛い女の子みたいだけど」

「フェイトちゃんも何気に失礼だよ・・・。ほわぁ、でも可愛い・・」

「えっと、ごめんね、ルシル君。私も、可愛いなぁ、って思っちゃうよ」

アリサはルシルの外見に大笑い、フェイトとなのはとすずかは男に許されざる褒め言葉を言っちゃった。当然ルシルが「やめてくれ。割と本気で」大きく溜息を吐いた。

「ルシルって家事とかも出来るの?」

「なんでも出来るよ。料理に洗濯に掃除、ホンマになんでも」

「生まれてくる性別間違ってるんじゃないの?」

フェイトの質問にはやてが答えて、続いてアリシアがそう言うものだから、「それだけは言われたくなかった!」ってルシルはその場に崩れ落ちた。

「みんなー! 支払いは済んだから、これから自由時間にするわね。集合は今から1時間後の19時、ここエントランスで」

忍さんからそう伝えられたわたしたち子ども組は「はーい!」と元気よく返事。ここでルシルとは一旦お別れ。恭也さんとザフィーラの3人で男性用脱衣場へ。わたし達は女性用脱衣場へ。脱衣場はすごく広くて、段差もスロープだから「さすが新装開店、ナイス・バリアフリーや♪」はやてはご機嫌。ここで空いているロッカーを探すために分かれる。そういうわたしも「綺麗で使いやすい」ロッカーに脱いだ服を畳んで置いていく。

「ヴィータ。ここは家とは違うんだ、脱ぎ散らかすな」

「判ってんよ、うっせぇなぁ。ちゃんと片付けるからいいじゃんよ」

「初めからきちんとするべきだ。公共の場でのマナーだぞ」

「・・・うるせぇなぁ〜。これくらい大目に見ろよ」

「いいや。お前は人としての心構えが足りん。それにヴィータ。お前は日頃からだらしないところが多々ある。気を付けろ」

「ああもう、チクチクとうっせぇな」

「うるさく言われるようなことをしているお前が悪い。言われたくなければしなければいいだけのことだ」

なんかシグナムとヴィータのケンカっぽいやり取りが聞こえて来るんだけど。側に居るアリサとすずかを見ると、「ヴィータちゃん、まだ小さいのにすごい躾けられているんだね」すずかが驚きを見せた。

「ヴィータっていくつかしら。6歳くらい?」

ロッカーから顔だけを出してシグナムとヴィータの様子を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ