第二十話 後輩ですか竜殺しですか
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えっ!天人って全滅してんの!?
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「『停止世界の邪眼《フォービトゥン・バロール・ビュー》』?」
「そう。それがギャスパーの持っている神器の名前。とても強力なの」
咲夜さんの方がすごいです。咲夜の能力が神器になったら、『月時計』ってとこかな?
「時間を止めるって、それ、反則に近い力じゃないですか?」
「ええ、そうね。でも、あなたの倍加の力も、白龍皇の半減の力も、紫の空間操作も反則級なのよ?」
その基準でいったら俺はどれだけチートなんだよ・・・・・・・。因みに、俺の能力は空間移動から空間操作にランクアップしました。まあ、勝手にそう見られているだけだが。
「問題は、それを扱えないところ。それゆえギャスパーは今まで封じられてきたのよ。無意識に神器を発動してしまうのが問題視されていたところなの」
自身の能力が暴走するって・・・。まあ、子供の頃の幽々子と同じか。どっちも甚大な被害を出すが。
「しかし、そんな強力な神器をもったやつをよく部長は下僕にできましたね。もしかして、変異の駒《ミューテーション・ピース》』ですか?」
「ええ。紫にも使った駒ね」
ああ、そうだったな。よく考えてみれば、今まで一度もプロモーション使ってない。
「『変異の駒』はね、元々『悪魔の駒《イーヴィル・ピース》』のシステムを作り出した時に生まれたイレギュラー、バグの類いらしいんだけど、それも一興としてそのままにしたらしいんだ。大体上級悪魔の十人に一人は一つ持っているよ。部長はうんよく二つ持っていたんだ。ギャスパー君はその駒を使った一人なんだよ」
ああ、変異の駒は複数の駒が必要な転生体を一個で済ませる便利アイテムだ。つまり、強いやつを転生させるのに使う。
「問題はギャスパーの才能よ」
話は戻る。
「部長、どういうことっスか?」
「彼は類希な才能の持ち主で、無意識のうちに神器の力が高まっていくみたいなの。そのせいか、日々力がましていってるわ。ーー上の話では、将来的に『禁手』へ至る可能性もあると言う話よ」
それじゃあ引きこもりにせずに能力制御の練習をさせろ。制御できない力は不幸を呼ぶ。その結果の一つが、幽々子だった。
「それは、危険じゃないのかしら?」
「そう。危うい状態なの。けれど、私の評価が認められたため、今ならギャスパーを制御できるかもしれないと判断されたそう
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