第五章 StrikerS編
第百五十二話 『なのはのあの後と、隠された秘密』
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
して睨みを効かせることしかできなかった。
でも、レリックはどんどんと私の胸の上まで持ってこられて、思わず私は涙腺が緩む。
嫌だ、やめて、と思うも抵抗などできない…。
「さぁ、開始だ!」
そしてレリックは私の胸に入ってきた。
途端、体に激痛が走る。
こんな事に、なるなんて…!
どんどんとレリックは私の胸に入っていき、完全に入り込んだ途端、私の体に膨大な熱が生まれるのを自覚した。
「うっ、あっ!?」
「すごい! いい反応だ! レリックが高町なのはの体に適合するどころか溶けてしまったぞ! 全身に…!!」
私はスカリエッティの笑い声を冷めたもう一つの思考で聞きながらも、体の中で生まれた膨大な魔力を押さえ込むことができずに外に漏れ出してしまった。
それは私の魔力光…“桃色”ではなく、オリヴィエさんと同じ“虹色”の魔力光へと変化していた。
信じられなかった…。
まさか、本当に私は聖王家の末裔だったというの…?
そこまでで私の意識は闇に沈んだ…。
◆◇―――――――――◇◆
…レイジングハートの残された映像を見ていたシホ達はというと、
「そんな…。隻眼の魔術師は、やはりスカリエッティと手を組んでいた…?」
「それより、あのフードの持っていた歪な短剣って、まさか!?」
「ええ。間違いないわ…。あれは破戒すべき全ての符…」
シホがそう呟く。
その声には悔しさが滲んでいた。
「アヴェンジャー、ライゼルを召喚したのは、やっぱり隻眼の魔術師だったのね…」
シホは、心の中で、
(なのは、オリヴィエ陛下…必ず救うわ。だから、待っていて…!)
そう、誓うのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ