第五章 StrikerS編
第百五十二話 『なのはのあの後と、隠された秘密』
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なら―――我に従え。ならばこの命運、汝が拳に預けよう…」
そこで初めて隻眼の魔術師は声を発した。
それがまさか再契約の呪文!?
でも、オリヴィエさんがそれに応じるわけがない!
だけど、
「そんな…!? 私は、あなたを主と望んでいない! なのに、なぜあなたの手の甲に令呪が!?」
「ククク…成功したようだな」
隻眼の魔術師はその手に宿っている三画の令呪をさすりながら笑みを浮かべる。
「答えさない!」
オリヴィエさんは拳を握りながら隻眼の魔術師に仕掛けたけど、フードの人物がそれを遮る。
「くっ…!」
「サーヴァント・オリヴィエよ。第一の令呪に命じる。『主替えを承諾せよ』!」
「なっ!?」
瞬間、オリヴィエさんの体に紫電が走って令呪の効果が体中に巡っているようにも見えた。
そして、オリヴィエさんはその場で立ち止まり、ギリギリと拳を鳴らしているように見えた。
顔は俯かせて悔しがっていることが大いにわかる。
「ふっ…。これで普通に話すことができるな。いや、“アヴェンジャー”の時の令呪がそのまま残っていた為に再利用できてよかったよ」
アヴェンジャーって…!
もしかして、ライゼルさんを召喚したのは隻眼の魔術師だったの!?
「…すみません、なのは! 私が不甲斐ないばかりに…!!」
オリヴィエさんは今にも泣き出しそうな顔をしながら私に申し訳なさそうに話しかけてきた。
綺麗な顔が今はとても悔しそうに彩られている。
私は、その場に駆け寄りたい。
でも、まともに息もできない状況でそれはできない。
悔しい…!
「さぁ、オリヴィエ・ゼーケブレヒト! お前には“聖王のゆりかご”を起動してもらうぞ! さて…高町なのはよ。しばし眠るがいい…」
隻眼の魔術師は私の首に指を当てた。
その指先には黒い呪いのようなものが宿っていることに気づいたのは、気絶したあとだった…。
……………
…………
………
「ッ!」
そこまで思い出して、私は手足に力を入れてなんとか動こうとしたけど、『ガシャンッ!』という足かせ手かせがはめられているために動くことができないことをまた思い出した。
「オリヴィエさんは! ここは、どこ!?」
「―――気分はどうかね? エースオブエース…いや、高町なのは」
そこに暗い部屋に声が響いてきた。
そして明かりが点灯するとそこには、
「ジェイル・スカリエッティ!?」
「…ふむ、どうやら脳には異常は見られないようだね。魔術師殿はどうやって君を捕獲したのか心配したものだからね…」
スカリエッティは笑みを浮かべながらそう言う。
「…なにを。私に、なにをするつもりなの…?」
「ほう…。もうなにかされるという事は想定済み
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