スーパーロボット大戦OG外伝
0555話
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ムウがフラグ満載の台詞を口にした時。
「まだだ! 気を引き締めろ!」
魔女とまで呼ばれた戦士としての勘、あるいは女の勘なのだろう。コーネリアが鋭く叫び、周囲へと注意を促す。
「そこの女の言う通りだ。奴の覇気は殆ど衰えてはいない。いや、それどころかより強くなっていく」
フォルカが若干震えるような声で叫び、同時に爆発の中から楽しそうな愉悦を滲ませた声がオープンチャンネルで聞こえてきた。
「くっくっく。まさかこの天級のエクスティムに膝をつかせるとはな。多少……いや、かなりうぬ等の力を見くびっておったわ。うぬ等の覇気。そして我が覇気により……今こそ神化の時だ、エクスティム!」
「馬鹿な、神化だと!?」
フォルカの驚愕の声が響く中、先程の集中攻撃による爆発の影響で舞い上がっていた粉塵へと赤い光が集まり……次の瞬間、眩く輝く。
そして粉塵の中から姿を現したのは、これまでのエクスティムに比べると大分小さくなっていた。その理由はやはり下半身の竜がエクスティムに吸収されたかのようになっていた為だろう。全長自体はそれ程差はないが、竜の部分が吸収された事を考えるとその重量は100t近くは軽くなっていると思われる。だが人馬……いや、人竜から普通の2足歩行型になり質量は減ったにも関わらず、迫力は逆に増している。
「このエクスティムもうぬ等の力を認め、こうしてラハ・エクスティムへと神化した。この力、修羅王の力。阿修羅の頂点へと届くこの力、見せてやろう!」
その声と共に、修羅王との戦いの終盤戦が始まるのだった。
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