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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0555話
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からな。その機体を操っている俺がこんな所で負ける訳にはいかない」

 自信あり気に告げるが、別に本当に楽勝で勝てるとは思ってはいない。ニーズヘッグの4倍はある機体からは、それくらいの威圧感が発せられているのだから。

「……ふむ、確かにうぬからは他の者と違う何かを感じるな。だが、我とて修羅の王。そう易々と倒れる訳にはいかん」
「なら始めようか。修羅の行く末を決めるべき戦いを」

 そう告げた途端、エクスティムの巨大な拳が降り注ぐ。速度自体は小型機である俺の方が圧倒的だが、その破壊力は想像以上のものだろう。
 だが、俺は連続して降り注いでくるその攻撃をT-LINKシステムを最大限に発揮し、操縦するよりも反射的な動きを用いてヒュドラのスラスターを使い、回避し続けていた。

「確かに威力は十分だが、当たらなければどうという事はない。そして……いけっ!」

 その言葉が、今にも飛び出しそうだったフォルカにも届いたのだろう。地を蹴り俺への攻撃を連続で行っていたエクスティムの懐へと入り込みその拳と蹴りを連続して放つ。

「はあああぁぁぁぁっ! 機神双獣撃!」

 トドメとばかりに放たれたその一撃は、獣を象ったエネルギー波となりエクスティムの竜の胴体へと命中し、まるで羽化するかの如くその機体の内部を破壊して消えて行く。
 さすがに内部からの一撃は堪えたのだろう。その動きが数秒ではあるが止まったその瞬間。

「ついでにこれも食らえ!」

 エクスティムの拳を回避し続けていたニーズヘッグは、当然その間合いの内側にいた。その状態でヒュドラから18本のビームサーベルを展開し、エクスティムの巨体の真下へと入り込み、連続して斬り付けていく。6基のヒュドラ全てがT-LINKシステムにより個別に動き、ムラタに1本切断され、残り3本となった足の内2本を斬り捨てる。同時に腹部の拡散ビーム砲と頭部ビームバルカンも発射。竜の部分の胴体の下側から連続して攻撃し、深いダメージを与えていく。そして。
 ドォンッ!
 ニーズヘッグがエクスティムの真下を通り過ぎ、抜け出した次の瞬間。身体を支えていた3本の足のうち2本を失ったその巨体は立っている事が出来ず、轟音を立てて地面へと崩れ落ちる。

「今だ、全機再度全力で攻撃しろ!」

 俺の指示に従い、先程同様の……いや、より高い威力の攻撃を連続して放つシャドウミラー隊各機。
 俺もまた同様に後方のヒュドラからメガ・バスターキャノンとグラビトン・ランチャーを地面に崩れ落ちて連続してビームやレーザー、弾丸といったあらゆる攻撃を食らっているエクスティムへと向かいトリガーを引く。
 放たれる巨大なビームと、重力波砲。その一撃がエクスティムへと命中し、巨大な爆発を引き起こし……

「やった……のか?」


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