スーパーロボット大戦OG外伝
0555話
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のグラビトン・ライフルが、ヒュッケバインMk-UのGインパクト・キャノンが、エルアインスのツイン・ビームカノンが、トリニティゲインのゼネラル・ブラスター、ヴァイサーガの地斬疾空刀がその背後から次々に襲い掛かる。
「があああああっっっ!」
さすがにアルカイドにしても、転移して背後から奇襲攻撃を仕掛けるというのは予想外だったのだろう。下半身の竜のような部分も含めて大きいダメージを受けているのが分かる。
「ムラタ!」
ツイン・ドライブをT-LINKシステムでコントロールし、エクスティムとの間合いを急速に狭めながらシャドウミラーで最も近接攻撃を得意としているムラタへと声を掛ける。
「おう!」
ムラタにしても近接戦闘で自分に声が掛かると分かっていたのだろう。右手に五大剣、左手にシシオウブレードの二刀流でその背中へと斬りかかっていく。
「アダマンハルパー、起動! ナイン・テールモード!」
その声と共に、9条の鞭と化したアダマンハルパーが振り下ろされ、下半身の竜の尾を切断し、その胴体に関しても幾筋もの切り傷を付けていく。
さすがに巨体である為に足を含めて切断することは出来なかったが、それでも一連の攻撃はかなりのダメージを与えたのだろう。エクスティムは確実にその姿をよろめかせる。そして……
「きえええぇぇぇぇっっっ!」
甲高い掛け声とともに振るわれた五大剣。それが竜の後ろ足を切断した。
同時に突き出されたシシオウブレードが、エクスティムの下半身の竜。その胴体部分へと突き刺さるが……
ゾクリ。その瞬間に感じた悪寒に従い咄嗟にヒュドラのスラスターで後方へと跳躍。同時に叫ぶ。
「ムラタッ、退けぇっ!」
「ぬっ!」
その声に咄嗟に反応したムラタはさすがに一流のパイロットと言えるだろう。その一瞬の判断の早さがムラタの命運を分けることになった。背後へと跳躍したその瞬間、エクスティムの人型の部分から裏拳気味に振るわれた拳がトリニティゲインの装甲を削ったのだ。……拳が当たった訳でも無い。ただの風圧で、だ。あるいは覇気の類が使われていたのかもしれないが。
「なるほど。アルティスに土を付けただけの事はあるようだな。今のうぬの一撃も、その後に続いた斬撃もその辺の修羅神では受け止める事すら出来無かっただろう。だが、このエクスティムは天級修羅神。その辺の修羅神と一緒にされては困る」
少なくないダメージを受けたにも関わらず、エクスティムはそれを感じさせない動きで振り向き、睥睨するように俺達の方へと視線を向ける。
「残念だが、俺がここにいる時点で俺達の勝利。お前の負けは決まったようなものだ。俺の機体名はニーズヘッグ。嘲笑する虐殺者。神々の起こした終末戦争すらも生き抜いた竜の名を持つ機体だ
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