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時と海と風と
アルマ・クラストールという男
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る。

「死ぬ気で構えときな。じゃねえと――」
「……!? ちぃっ!!」

 大将たちが彼の動きを認識した時にはもう遅い。すでにアルマは神速の踏込みを終えている。そこから放たれるは斬撃の極致、世界で誰にも止めること叶わぬ絶対無比の大閃断。


 【無限刹那】


「――案外あっさり死ぬぜ?」

 彼が放った一閃は、大将たちの知覚可能速度の限界すらも凌駕した。



  *  *  *



 この日偉大なる航路(グランドライン)の名も無き島で行われた戦いのことを知る者は少ない。
 何故ならば、戦いの結果が紛れもない海軍側の敗北だったからだ。威信を賭けた戦いの結果が完敗。それを世界政府が全世界へと公表出来ようはずもない。

 大将二名は瀕死の重傷、残る一名も軽くない怪我を負い三大将全員が撤退。海軍の最高戦力たちをまとめて破った刻針のアルマは、その後、大将たちのバックアップに来ていた軍艦の包囲網を強引に突破しそのまま姿をくらませた。

 そうしてこの翌日より、刻針のアルマの懸賞金額が更に一億ベリー余り上乗せされることとなる。


 【WANTED】

 “刻針”アルマ
 懸賞金額 十一億ベリー
 DEAD or ALIVE(生死問わず)

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