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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第307話】
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きの鈴音のルームメイト、ティナ・ハミルトン」

「は、初めまして。 笹川成樹です、よろしくねハミルトンさん」


 少し緊張したのか、声に緊張の色が見えた。


「よろしくね笹川君」


 にこりと微笑むティナ、彼女は特に緊張していないように見受けられる。

 ……しかし、近くで見れば見るほど青いチャイナドレスが似合ってる。

 特に窮屈そうに押し込まれた乳房――その自己主張は凄まじく、正直カメラで写真に収めたかった。


「……ふふっ。 ヒルト君は相変わらずねぇ〜」


 悪戯っぽく微笑むと、両腕で挟むように乳房を強調するティナ――眼福です。


「あ、あはは……」


 乾いた笑い声をあげるも、ティナ自身は嫌だとは思っていないのか暫く見せてくれるというサービスぶり――と。


「ちょ!? てぃ、ティナ! アンタ何やってんのよ!?」


 目尻を吊り上げ、怒った表情のままプーアル茶&烏龍茶をお盆に乗せてやって来た鈴音。


「あら? 見つかっちゃった」


 強調していた両腕をほどき、軽く舌を出すティナ――。


「ひ、ひ、ヒルトも! 何でティナの胸見てんのよ! てか笹川もヒルトを止めてよね!?」

「あはは……。 ヒルトも男の子何だから、仕方ないよ」


 とばっちりを受ける成樹だが、柔らかな笑みを浮かべてそう鈴音に言った。


「〜〜〜〜っ」

「あらあら? 鈴ったら……ヤキモチかな?」

「〜〜〜〜!?」


 ティナの指摘に、ボシュッと顔を真っ赤に染める鈴音――と、二組に入ってくる騒がしい声――。


「はいはーい、新聞部でーす。 二組の取材&写真撮影に来ましたー」


 本日二度目の登場、黛薫子さん。

 ……てか、もしかしてついさっきまで一組に居たのだろうか?


「あ、有坂くん発見。 さっきはごめんねー、ジャーナリズム的には平等でも、記事の人気では織斑くんの方が話題性あるからねー。 ――ところで、そっちの彼、一枚写真良いかな?」


 そう言ってデジカメを成樹に向ける黛さん。


「え、えと……。 ――良いですよ、一枚でしたら」


 一瞬戸惑うも、爽やかにそういう成樹の姿に――。


「ど、どうしよう……。 お、織斑くんより断然に爽やかでカッコいい……」

「う、うん。 ……うぅ、有坂くん紹介してくれないかなぁ……」


 ――紹介しない、てかしても成樹が恋愛しない以上意味がない。

 とりあえず周りの黄色い声を他所に、黛さんは一枚どころか連写で撮影をしていた――おいっ。


「ふふっ。 まさかここでこれだけのイケメンに出会えるとは思わなかったわ。 ……売れるわ」
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