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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第44話。変人とGなアイツ。
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「何言ってるんですか〜。何かあっても秋葉様の所為にするために決まってるじゃないですか〜」

GaRの頭の上で、挑発する琥珀さん。額に青筋を浮かべ、ピクピクと震える妹様。

琥珀さんマジ怖いもの知らずだわ。





「・・・なんですかこの状況?」

西館の一階。使用人の寝室の窓から中庭の惨事を見る翡翠。

「・・・とりあえず、私を避難です。」

言っていることが若干おかしいが、意外にも冷静な判断をする翡翠さんであった。





「薙ぎ払え!」
≪とぉしゅ!ビィイイイイム!!≫

腕を顔前でクロスし、目下にいる晋吾達に向かいビームを放つ。G・秋葉の代名詞とも言える当主ビーム。

間一髪で志貴は秋葉を、晋吾はシオンを抱きかかえ左右に飛びよける。

着弾の瞬間、凄まじい衝撃波が襲う。

空中にいる晋吾達はよける術もなく空気の圧力を受けるが、

晋吾はクルクルと体を回転させ綺麗に着地。志貴は西館の壁に蜘蛛の如く張り付く様に着地した。

「当然の如く壁に張り付くシッキー。一応ツッコミ入れとくわ。それ、着地じゃないから。」
「う〜ん。しかしホント秋葉ソックリだよな。」
「自分とソックリな巨大ロボットなんて、嫌悪感しか抱きません。」
「お嬢様も嫌がってるようだし、琥珀さんにはそろそろ観念してもらおうか。」

今度は地面にきちんと『着地』し、秋葉を下ろす。そして一息をついき、内ポケットから取り出したのは・・・

一枚のカード。

カードを人差し指と中指で挟み、勢いよく腕を水平に広げ、勢いよく顔の前にカードを垂直に持っていく。

「変・・・・身ッ!」

カードが一瞬光り、光が晴れると、無骨なヘッドギアと双眼タイプの暗視スコープを付けた志貴が立っていた。

「に、兄さん!?」
「へ、変身!?変身デスト!?志貴さんどこでそんなカッコイイ物を!!」
「あっ、俺が作った。」
「なっ!なんだって〜〜〜〜!!」
「え〜と、晋吾。とりあえずどうすればいいかな?」
「ダメやシッキー、リテイク。こう、低い声でドスの効いた感じで・・・どうすればいい?」

少し困った顔をしているが、こういう振りはきちんとやってくれるのがシッキー。

「・・・・・・どうすればいい?」

志貴△。そして俺に向かってサムズアップしてくる妹様と琥珀さん。ほんとお前らシッキーすきだな。

「とりあえず両手を断ち切れ!エルボーとかアッパーとか飛んでくるからな!」
「な、なんで晋吾くんがGaRの行動プログラムを知ってるのですか!?」
「断ち切る!!」

志貴は這い寄る虫の様にGaRの体を這い上がり、左腕をバターのよう
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