ストライカーズ編!
私の子供たち
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それでいて優しく撫でる。
「ほら、いつまでも不抜けてるな、バカ。お前はオレらのリーダーだろ?」
夏希に言われ、冬弥は頬をバシッと叩き、一喝入れる。
そしてさっきまでの表情と一転し、真剣な表情をする。
パッと見真面目な印象が強いが、その奥にある優しさも知っているからか、カッコよく見えた。
「・・・陽龍、賭けはお前の勝ち。俺たちは全員、まとめて六課の指示に従おう」
「なら、まず渡しておくものがある。美愛、慎吾、持ってきてるよな?ってか壊してないよな?」
少し心配になり、二人の方をみる。
ちなみにその時の美愛の表情は超ドヤ顔だった。
「ふっふっふ、流石にコレは壊さないし、そう簡単には壊れないよ!」
「冬弥には透明な水晶の付いたブレスレット。夏希には透明度の高いレモン色の日本刀の鞘。秋良には濃いオレンジ色の半球のネックレス。春香には濃い青色の秋良のネックレスと対になる半球のネックレスだよな」
慎吾はそう言って魔法の四次元ポケットからそれらを取り出す。
・・・え、四次元ポケットがなぜある?そんなの美愛が全力を尽くした結果だよ。
「私と慎吾がメインで最終調整は六課のメカニックの数人に手伝ってもらって完成した努力の結晶!個々に合わせて作り出したベルカ式とミッド式、両方の能力を持つインテリジェントデバイス!」
最初は春香だけだったけど、最近になってほかの三人もデバイスを持ってないことを知って急いで作ったらしい。
流石に一から作っていくと時間がかかりすぎるから、何年か前に作ったフレームをもとにして作ったそうだ。
「冬弥のデバイスの名前は万物の神、アルフォズル」
アルフォズル。有名な名前だとオーディンだな。
アルフォズルを手渡しながら説明する。
「夏希のデバイスの名前は運命の女神、ノルンたちの一人、ヴェルザンディ」
アリシアが夏希に手渡しながら言う。
ちなみにヴェルザンディは運命の中でも現在の女神。
今、この瞬間を大切にして欲しいという思いも込めて選んだ名前だ。
「秋良のデバイスの名前は軍神、テュール」
慎吾が秋良に手渡しながら言う。
本来は天空神でああったが最高位の地位を追われて一介の軍神に転落したらしい。
「春香のデバイスは曙光を意味する神、デリング」
美愛が春香に私ながら言う。
曙光は暗黒の中にわずかに現れはじめる明るい兆し。前途に望みが出始めたことに言う。
和平の一がきざす、という意味らしい。
つまりはどんな暗い未来も人事を尽くせば希望は見える。だから頑張ってその望みを手に入れろってこと。
それぞれに合う神を調べてつけたんだから、しっかりそれに合うような使い方をしてほしいものだ。
「それらは能力の補助とバリアジャケットの展開しか設定していな
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