〜前編〜
10話
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てたような気がするような............)
考えてるうちに旅館についていた。そのまま自分達の部屋に入った。
「ただいまーー」
その挨拶へ帰ってくる言葉はなかった。どうやら本当に俺は恵那に女将さんが言っていた事を伝えてなかったようだ。多分今頃恵那は露天風呂に向かっているのだろう。
(やっぱいなかったかー。まあ、しょうがないから風呂でも沸かして待ってるかな)
罪滅ぼしのため恵那が帰ってきたらすぐに風呂に入れるように風呂を沸かしておこうと思い、脱衣所の扉を開けると脱衣所の奥にある浴室へと続くドアの奥から水音と微かに恵那の鼻歌が聞こえる。
(ヤバイ、ここで恵那が出てきたら本当にヤバイぞ!俺!社会的に終わってしまう!よし、早くここからでよう)
そろーり、そろーりと部屋から出ようとしてあと一歩ってところで浴室のドアが『ガチャッ』と言う音と共に開いた。油の切れたロボットみたいに振り向くとそこには、生まれたままの姿の恵那がいた。
「............よ、よお」
「う、うん。人の気配があったから、不審者だと思って、追い出すために出て着替えるために外に出ようとしたんだけど、まさか海斗だったとはね〜〜。で、何しようとしてたの?」
「い、いや、さっきここの旅館の女将さんから『今は露天風呂が壊れてるから部屋にあるお風呂を使ってください』って言われててさ、それを出かける前に言い忘れてて俺が帰ってきだ時に恵那がいないと思って風呂でも沸かして待ってるかなと思ってて、それでで今に至るわけなんだ。」
「ふ〜ん、そうなんだ。じゃ、じゃあさ今から一緒に入らない?」
「え、エエエエエエ〜!!!!!イヤイヤイヤイヤそれは、流石にまずいでしょ!!」
「恵那は気にしないよ?........海斗になら見られてもいし........」
「イヤイヤ俺がきにするんだってば!!」
最後の方はなんて言ってたかわからなかったが、とんでもないことを上目遣いで恵那は言ってきた。正直もう少しで理性が飛びそうだった。危ない危ない。その後、恵那と交代で風呂に入り、早い時間に寝た。2人とも長旅だったせいか布団に入った瞬間に寝てしまった。
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